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医療保険や所得補償保険、がん保険の特徴【FP講座】

医療保険や所得補償保険、がん保険の特徴【FP講座】
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こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

今回のファイナンシャルプランナー2級、3級講座は、医療保険の仕組み、各種特約の内容、がん保険、所得補償保険について説明します。

医療保険

保険会社が取扱う医療保険は、病気やケガにより、病院で手術を受けた場合や入院した場合に手術給付金、入院給付金が受け取れる保険商品です。

国民健康保険などの公的医療保険を補う目的などで利用されていますが、入院給付金には入院1回の支払限度日数や通算の支払限度日数が設定されています。

※健康保険については以下の記事で解説しています。

保険期間には一生涯保険契約が続く終身型と一定期間で契約が終了する定期型があります。

「定期型」は、 若いうちは安い保険料ですむ一方、年齢が上がると保険料も上昇します。
「終身型」は、保険料は一生涯変わりません。保障内容が同一の場合「定期型」より「終身型」の方が若いうちは高くなりがちです。
引用:終身型と定期型の違い(ソニー損保)

hana
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各種特約を付加することで加入目的にあった保障内容にすることも可能です。

特約の一例を紹介します。

医療保険とは画像参照:医療保険とは(法人ほけんの窓口)

通院特約

医療保険は単体では入院と手術が対象ですので、通院時の治療費等も対象にしたい場合は通院特約をつけることで対応することができます。

三大疾病保障特約

三大疾病とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中のことです。

この特約を付加すると、保険契約で定められている三大疾病で、かつ、所定の状態にあると診断された場合、生前に保険金を受け取ることが可能です。

なお、三大疾病保障は特約としてではなく主契約として契約することもできます。この場合も三大疾病の診断を受けることで生前に保険金を受け取ることができます。

hana
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受け取った保険金は非課税です。

先進医療特約

先進医療特約とは、公的医療保険の対象ではないが、厚生労働大臣の承認を受けている先進医療(高度な医療)による治療を受ける場合に給付を受けることができる特約です。

hana
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先進医療は、公的医療保険制度の対象ではありませんので、通常は全額自己負担になる治療です。

なお、先進医療特約を利用して治療を受けるさいは、保険契約時ではなく治療を受けるタイミングで厚生労働大臣の承認を受けた先進医療であれば特約の対象になります。

女性疾病入院特約

女性疾病特約とは、乳がんや子宮頸がん等、女性特有の疾病に対して入院給付金が支払われる特約です。

災害入院特約

災害入院特約とは、不慮の事故から180日以内に入院した場合に入院給付金が支払われる特約です。

がん保険

がん保険とは、がんによる入院、手術の給付に特化した保険商品です。

がんと診断されることで診断給付金が支払われ、入院時には入院給付金が入院日数に応じて(一般的に期間無制限)支払われます。

hana
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がん保険に加入するさいの注意点として、告知のみで加入できる反面、保険の免責期間(保険金が支払われない待期期間)が90日ありますので、その間にがんと診断されても保険金は支払われません。

なお、がん保険は他の医療保険に特約として付加することも可能です。

所得補償保険

所得補償保険とは、会社勤めなど、職業に従事している人が、病気やケガで就業不能の状態となった場合、その期間の所得を補償する目的で保険金が支払われる商品です。

保険の対象者は、職業に従事している必要がありますが、病気やケガの原因は業務上でも業務外でもかまいません。(国内外も問いません)

<わかりやすい解説動画>

所得補償保険 概要編(4分15秒)

さいごに

今回はFP2級、FP3級試験科目から医療保険の仕組み、三大疾病や先進医療の特約、がん保険、所得補償保険について試験で問われやすいポイントを中心に説明させていただきました。

FP資格試験では基本的な内容を問う問題が多いので、基本的な要件はできるだけ押さえておきましょう。