ヘッジ取引を具体例をもちいてわかりやすく解説

投資

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

この記事では↓

相場の先行きが不透明なときは「ヘッジ取引」が有効だとよく聞きますがヘッジ取引の仕組みや使いかたがわかりません。

こんな疑問を解決します。

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ヘッジ取引とは

ヘッジ取引とは将来の価格変動リスクに備えて事前に反対のポジションを組むことによって回避しようとする取引のことです。

ヘッジ取引には大きくわけて売りヘッジと買いヘッジの2種類があります。

売りヘッジとは現在保有している株式などの各ポートフォリオの値下がりリスクに備えて事前に先物等を売り建てることで将来の値下がりリスクをヘッジする方法です。

買いヘッジとは現在手元に資金がないなどの理由で株式等の現物を購入することができない場合、将来の現物価格上昇による収益機会を失ってしまうリスクに備えて事前に先物等を買い建てることで収益機会の喪失リスクをヘッジする方法です。

hana
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ヘッジ取引の「ヘッジ」とは「回避」という意味です。

売りヘッジの具体例

現在、日経平均株価に連動するインデックスファンド(現在の価格20,000円)を1,000単位保有する投資家が売りヘッジを活用する場合。

現在の保有資産:20,000円×1,000=時価総額20,000,000円

現在売却すると2,000万円で売却できるが、今後もっと値上がりする可能性もあるのでもう少し様子をみたい、が、当然値下がりするリスクもある。

この値下がりリスクに備えて日経平均先物(日経225先物)を1枚売り建てた。

hana
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日経225先物の取引単位は1,000倍で日経225miniは100倍です。なお、先物を売り建てることを「ショート」といいます。

将来の日経平均株価が20%下落して16,000円になった場合の損益

投資家の保有資産:20,000,000円×20%=4,000,000円の損失

日経225先物:(20,000円-16,000円)×1,000=4,000,000円の利益

損益:4,000,000円-4,000,000円=0

※取引手数料や税金は考慮しないものとして計算

保有資産の400万円の損と日経225先物を売り建てていたことによる利益400万円を相殺するとプラマイゼロですので、投資家は値下がりリスクをヘッジすることができました。

買いヘッジの具体例

将来値上がりすると考えて、現在20,000円の日経平均株価に連動するインデックスファンドを1,000単位購入したいが資金の都合等で購入することができない投資家が買いヘッジを活用する場合。

将来値上がりして収益機会を失うリスクに備えて日経平均先物(日経225先物)を1枚買い建てた。

hana
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先物を買い建てることを「ロング」といいます。

仮に将来の日経平均株価が20%上昇して24,000円になった場合、先物の買い建てを精算することで(24,000円-20,000円)×1,000=4,000,000円の利益を獲得することができますので、投資家は買いヘッジを活用することで収益機会を失うリスクをヘッジすることができました。

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裁定(アービトラージ)取引とは

先物を活用した取引にはヘッジ目的以外にも裁定取引やスペキュレーション取引という手法があります。

裁定取引とはアービトラージ取引とも呼ばれている手法で、実際の現物取引価格と先物の理論価格との価格の開きに一定以上のゆがみが発生している場合に現物と先物の割高なほうを売って、割安なほうを買うことで利益を得る方法です。

スペキュレーション取引とは

スペキュレーション取引とは先物取引の特性(少額の証拠金でレバレッジを効かせた大きな取引ができる)を利用した、おもに投機目的で先物取引を活用する手法です。

さいごに

この記事ではヘッジ取引についてヘッジの意味や売りヘッジ、買いヘッジの目的、具体例を紹介いたしました。

ヘッジ取引は相場の値上がりや値下がりが予想される場合や相場が不透明で今後どう動くか予想がつかない場合などに活用することができますので、ヘッジ取引の仕組みや使いかたを理解してぜひ取引に活かしていきましょう。

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