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介護保険の申請方法をわかりやすく解説【はじめての要介護認定】

介護保険の申請方法をわかりやすく解説【はじめての要介護認定】

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

今回は↓

ちょっと足腰が悪くてね、介護保険を申請しようと思うのですが、申請方法がよくわかりません。できるだけ簡単に教えてくれませんか?

こんな悩みを解決します。

なお、介護保険の申請手順をザックリ伝えると①申請、②訪問調査、③一次判定、④二次判定、⑤認定通知となります。

申請書の提出から通知までは約1カ月かかりますので、できるだけ不備がないようにしたいものです。

介護保険申請手順の中に要件や注意点がありますので説明します。

介護保険の申請

介護保険の給付を受けるために最初にしなければいけないことは介護保険の申請です。

この手続きさえ終われば後は自動的(市区町村の担当者から連絡がくるので自分で手続き等をする必要はない)に最後の認定通知まですすみます。

介護保険の申請場所

要介護認定を受ける本人が住んでいる住所地を管轄する市区町村役場です。

要介護認定の必要書類

要介護(要支援)認定申請書

書類は市区町村役場に備え付けてあります。

hana
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インターネットからダウンロードすることもできますが、役場の担当者に聞きながら記入していくほうがラクです。

介護保険被保険者証

介護保険被保険者証とは65歳をむかえる前に市区町村から送られてきた保険証です。

なお、本人が40歳以上64歳までの第2号被保険者の場合は健康保険被保険者証になります。

マイナンバーと身分証明書

マイナンバーとは個人識別番号のことで市区町村から送られてきている番号です。身分証明書は運転免許証などの顔写真がついているものです。※認め印が必要な場合もありますので一応持っていきましょう。

※本人が申請する場合の必須書類は上記3点です。本人以外の代理申請の場合は委任状、代理人の印鑑、代理人の身分証明書が必要になります。

その他、かかりつけの病院がある場合は診察券を提示しておきましょう。(後々医師の意見書が必要になるため)

hana
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要介護認定の必要書類を提出したら市区町村から身体の状態等を確認するための訪問調査の日程について連絡がありますので、都合のいい日時にお願いいましょう。

訪問調査

訪問調査とは、市区町村の担当者やケアマネージャーが、申請者の自宅を訪問して「介護が必要かどうか?」「どの程度の介護が必要なレベルか?」などを調査する手続きです。

主に申請者の家族構成や生活状態などの調査や身体機能、認知機能、社会生活への適応能力などの調査が行われます。

一次判定

一次判定では訪問調査で得られた情報をもとに要介護認定の必要性が判断されます。

判定方法は公平かつ客観的な判断をするためにコンピューターをもちいて行われます。

hana
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このタイミングでかかりつけ病院の医師の意見書が作成されます。かかりつけ医がない場合は市区町村が指定する医療機関で受診することになります。

二次判定

二次判定では一次判定の結果と医師の意見書、その他の必要書類をもとに介護認定審査会という5人程度で構成される保険や医療の専門家の方たちが要介護認定の区分を判定します。

要介護認定の区分とは要支援1・2と要介護1~5までの区分のことです。

認定通知

申請から30日以内に要支援1・2、要介護1~5の7区分のいずれかの認定、またはいずれにも該当していない旨の通知が、提出していた介護保険被保険者証とともに郵送で送られてきます。

その結果通知をもとにケアプランの作成等が行われ介護サービスを受けることが可能となります。

なお、新規に認定された要支援や要介護の有効期間は6カ月です。更新の場合は12カ月(制度の改正により一定の場合は3年)となっております。

※有効期間は自動更新ではないので注意しましょう。

認定通知に不服がある場合

届いた認定通知に納得がいかない場合の対処方法は2通りあります。

介護保険審査会に申し立て

認定結果に納得がいかない場合は、認定通知を受け取った日の翌日から60日以内に都道府県に設置されている介護保険審査会に申し立てを行うことができます。

介護区分を変更して申請する

介護保険(要介護認定)の申請と同じ方法で、もう一度介護区分を変えて申請する方法です。

hana
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この場合新規申請と同様、申請から30日以内に結果が通知されます。

さいごに

今回は介護保険(要介護認定)の申請方法を説明しました。

申請に必要な書類や申請方法など、1つ1つをみていけば難しくはないのですが、はじめて要介護認定の申請をされる場合は訪問調査や医師の意見書、一次判定など非常に大掛かりな手続きに思えて戸惑われることがあるかもしれません。

ですが一つ一つの手続きを落ち着いて申請していけば大丈夫ですので、ぜひ参考に。