こんにちは。
ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。
ソーシャルレンディングとは資金調達をしたい企業に投資家が「ファンド」を通じて融資することで、その融資にかかる金利部分の「分配金」を受け取ることができる投資型クラウドファンディングです。
この記事ではソーシャルレンディングサービスにおいて保証付き案件(資金調達企業の返済債務を保証)や不動産担保付き案件を多数取り扱っているサムライファンド(SAMURAI FUND)について、特徴や実績、評判などをわかりやすく解説します。
私もサムライファンド(SAMURAI FUND)で投資をしていますので、投資してわかったメリットやデメリット(リスク)もお伝えします!
サムライファンド(SAMURAI FUND)の企業概要
サムライファンド(SAMURAI FUND)の企業概要
社名:SAMURAI証券株式会社
本社所在地:東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 ファーストガーデン 10階
創立:2002年2月
資本金:495,596,016円
事業内容:第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業
SAMURAI FUND【公式サイト】より引用
資本金が約5億円あるというのは他のソーシャルレンディング事業者(資本金1億円程度が多い)と比べて安心できる部分です!
サムライファンド(SAMURAI FUND)の5つの特徴
サムライファンドのソーシャルレンディングには下記5つの特徴があります。
・1万円からの少額投資ができる
・投資案件には「株式会社日本保証」による保証付き案件や不動産担保が設定されているものが多い
・融資元本回収率100%(デフォルトなし)
・ジャスダック上場企業【Nexus Bank株式会社】の子会社
・第一種金融商品取引業の登録事業者
1万円から保証付きファンドに投資できる
SAMURAI FUND(サムライファンド)では不動産業や貸付業を営む企業を対象にしたソーシャルレンディングを1万円から行うことができます。
案件は6カ月程度の短期間~24カ月程度の比較的長期のものまでラインナップされていますので投資目的に応じて選択することが可能です。
すべての案件(ファンド)が対象ではありませんが、大部分の案件に「株式会社 日本保証」による債務保証(融資を受ける企業の返済を保証)がついているので投資家にとって元本割れしにくい投資環境があります。
さらに不動産案件には担保が設定されているケースも多く、2021年2月現在における運用ファンドの元本回収率は100%(元本割れなし)となっています。
サムライファンドは第一種金融商品取引業の登録事業者
ソーシャルレンディングは資金調達をしたい企業と投資家をマッチングさせる重要な役割を担うため、法律で「第二種金融商品取引業」の登録を受けることが義務付けられています。
第二種金融商品取引業には最低資本金1,000万円以上などの要件が定められており、ソーシャルレンディング事業を運営するにはこれらの基準をクリアする財務力等が求められますが、サムライファンドは第二種よりも資本金要件等が厳しい「第一種金融商品取引業(最低資本金5,000万以上など)」の登録を受けています。
この点だけでも他のソーシャルレンディング事業者よりも財務面の安全性が高いと考えることができますが、SAMURAI FUND(サムライファンド)はさらに上場企業の子会社ですので、社会的な信用面においても評価できます。
サムライファンドの実績・評判
2021年2月現在におけるファンドの目標利回りは4.0%~9.0%となっています。
下記、サムライファンドの募集案件例です。
サムライファンドの案件実績
日本保証 保証付きファンド9号
募集総額6,500万円→満額成立
目標利回り(年利):5%
運用期間:12カ月
投資金額:1万円以上、1万円単位
上記は株式会社日本保証による保証と不動産担保が設定された毎月分配金を受け取れる案件(ファンド)で、2020年6月19日~6月24日の6日間募集が行われました。(満額成立)
「日本の企業を元気に!」事業支援ファンド8号
募集総額7,500万円→満額成立
目標利回り(年利):7%
運用期間:6カ月
投資金額:1万円以上、1万円単位
上記は目標利回りが7%と高利回りですが、日本保証による保証がつかない案件(ファンド)で、2020年6月15日~6月23日の9日間募集が行われました。(満額成立)
サムライファンドの評判
サムライファンドの募集案件は①「株式会社日本保証」の保証がついたソーシャルレンディングと②日本保証による保証がつかない事業支援ファンドの割合が多いです。
日本保証による保証がついているファンドは、投資元本や利回りの安全性が高い反面、金利が低めに設定されており、保証なしの事業支援ファンドは保証がないかわりに金利が高めに設定されているため投資家の評判でも「どちらがいいのか」といった賛否がわかれています。
下記はサムライファンドを利用している投資家の評判を一部抜粋したものです。
(保証付きファンドかどうかでわかれる評判)
「日本保証の保証付きファンドは安心感がある」
「保証なしは万が一のときがこわい」
「日本保証付きはいいが、保証なしの事業支援ファンドはいまいち良さがわからない(他の事業者のほうが利回りが高い案件がある)」
「保証はいらないから利回りを上げてほしい」
(サムライファンドの事業者としての評判)
「上場企業のグループ会社だから安全性は高いと思う」
「これまで元本割れしていない実績は評価できる」
上記の評判はあくまでもSAMURAI FUND(サムライファンド)を利用している人の一部意見にすぎませんが、割合でいえば保証なしよりも日本保証付きファンドを支持している人が多い印象です。
投資のリスク
SAMURAI FUND(サムライファンド)を含めたソーシャルレンディングには下記2つのリスクがあります。
・元本割れのリスク
・ソーシャルレンディング事業者の破綻リスク
元本割れのリスク
ソーシャルレンディングは元本が保証された投資ではありませんので、投資資金を失ってしまうリスクがあります。
サムライファンドでは株式会社日本保証による債務保証や不動産担保の設定など元本割れしないための取組みがありますが、あくまでも元本割れリスクを低くしているだけ、という点はしっかり認識しておく必要があります。
ソーシャルレンディング事業者の破綻リスク
万が一ソーシャルレンディング事業者が破綻した場合、投資した資金が戻ってこないリスクがあります。
この点においてサムライファンドは最低資本金等の要件が厳しい「第一種金融商品取引業」の登録事業者ですので破綻リスクは他の事業者よりも低いと考えられます。(※あくまでも資本金等を基準にした相対的な破綻リスクです)
元本保証ではないことが多いため投資額が返ってこないリスクや、仲介業者のサービス停止、借り手による詐欺、サイバー攻撃によるリスクなどもはらんできます。
引用:ソーシャルレンディング(一般社団法人 日本ノハム協会)
投資先としてのサムライファンド
ソーシャルレンディングは債券や株式の配当金と比較して高い分配金を受け取れ、かつ運用期間も6カ月~24カ月のものが多いことから資産運用に活用しやすい投資対象といえます。
ですが上述したように元本割れリスクや事業者の破綻リスクがありますので、投資にあたっては分配金利回りだけでなくソーシャルレンディング事業者の信頼性や健全性、投資家保護の取組みなど総合的に判断する必要があります。
こういった総合的な判断においてSAMURAI FUND(サムライファンド)は、保証付き案件や不動産担保付き案件、第一種金融商品取引業の登録事業者、上場企業の子会社であること、これまでに元本割れを起こしていないという実績面などから投資先として十分検討に値する事業者だと思います。
サムライファンドの口座開設手順
サムライファンドの口座開設(投資家登録)手順は下記③ステップです。
①SAMURAI FUND【公式サイト】にアクセスして「新規口座開設」をクリック
②約款確認後、必要事項を入力して登録申請を完了させる
③「申請書類の手続きへ」をクリックして本人確認資料(免許証など)、マイナンバー(通知カードでOK)、登録銀行口座(通帳かキャッシュカードいずれかでOK)をアップロードする
上記①~③の手続き完了後、1週間程度(私は5日でした)でサムライファンドからハガキが送られてきます。
そのハガキに記載されている「お客様の本人確認キー」をログイン後入力すると口座開設完了です。(入金したら投資ができる状態になります)
以上、サムライファンド(SAMURAI FUND)の特徴や実績、評判でした。
投資判断の参考にしてくださいますと幸いです!