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クレジットカードの仕組みを初心者向けにわかりやすく解説

クレジットカードの仕組みを初心者向けにわかりやすく解説
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クレジットカードとはスーパーやオンラインを利用したネット通販での商品購入やホテル等の施設利用料やサービス利用料を「後払い」できる仕組みです。

クレジットカードを利用できる加盟店は年々増加傾向にあり、商品の購入等だけでなく公共料金や税金の支払い、賃貸物件の家賃支払いにも対応している不動産会社(大家さん)もあるなど、利用できる機会が広がっています。

さらにクレジットカードを利用するたびにポイントが貯まったり、現金を持ち歩かなくてすむ安心感であったり、海外旅行時の保険としての役割だったりと、便利でかつお得な一面がクレジットカードにはありますので、利用を検討されている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

hana
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そこでこの記事では、これからクレジットカードの利用を検討している人に向けて①そもそもクレジットカードとは?②クレジットカードのキャッシング機能③クレジットカード決済の仕組み④支払いのタイミング・支払方法といった基本的な部分についてわかりやすく解説します!

クレジットカードとは?

記事冒頭でもお伝えしましたがクレジットカードとは商品の購入代金やサービス利用料を「後払い」できる仕組みです。

後払い代金は利用した店舗等(加盟店)に直接支払うのではなく、クレジットカード会社に後日支払います(口座から引き落とされる)。なぜ、このような後払いが可能なのかというと、それはクレジットカードがカード所有者の「信用力」に基づいて発行されているためです。

※「credit」=「信用」

商品やサービスの代金を後払いにしても、クレジットカード所有者は後日代金を支払う能力(信用)があるとクレジットカード会社が認めているのでこの仕組みが成り立っています。

そのためクレジットカードの発行には所定の審査があります。

審査の要件についてはクレジットカード会社で異なっており、審査基準についても開示されておりませんが、高校生を除く18歳以上の人でなければクレジットカードは発行されません。

信用力に基づく後払いを可能にするために審査が必要な点はクレジットカードと混同されやすいプリペイドカード(前払い)やデビットカード(購入直後、口座引き落とし)との大きな違いですので、ぜひ押さえておきましょう。

クレジットカードにはキャッシング機能も付帯できる

クレジットカードを申込む人の属性等(年齢、職業、年収、家族構成、資産状況、他社借り入れ状況等)によって付帯されない場合や、そもそも希望しない場合などは付帯されませんが、一般的にクレジットカードにはキャッシング利用枠が設定されているケースが多いです。

「キャッシング=お金を借りる」ということですが、利用枠の範囲内であればコンビニ設置のATMなどを利用することで自由にお金を借り入れることができます。

クレジットカードのキャッシング枠とカードローンは混同されやすいので、違いを簡単に記載しますとクレジットカードのキャッシングはメインのショッピング利用に付帯しているものですので、利用可能枠は低く設定されています(金利手数料は高め)、一方カードローンはお金を借りることを目的に発行されるものですので、ショッピング利用枠は存在せず、利用限度額はクレジットカードの利用枠よりも多く、金利は低めに設定されています。(審査基準もクレジットカードと異なる)

キャッシング利用時の注意点

①1回払いで返済する場合でも金利手数料が発生する(ショッピングの場合は2回払いまでは金利手数料が発生しない)

②キャッシングを利用した分、ショッピング利用枠が減少する

例:ショッピング利用枠30万円、キャッシング利用枠10万円のクレジットカードで10万円を借り入れた場合、残りのショッピング利用枠は20万円になる(※キャッシング利用枠はショッピング利用枠のなかに含まれているため)

hana
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キャッシングの利用は必ず金利手数料が発生しますし、もしキャッシングを繰り返してしまうと返済に追われることにもつながりかねません。そのため利用にあたっては返済計画を「事前に」しっかり立てたうえで、余裕を持って返済できる範囲内で利用するようにしましょう。

クレジットカード決済の仕組み

クレジットカード決済は「クレジットカード利用者」「クレジットカード会社」「加盟店」の三者で成り立っています。(場合によってはクレジットカード会社と加盟店の間に「決済代行会社」が入ることもあります)

例:クレジットカード決済の仕組み

①利用者が加盟店でクレジットカードを使い商品を購入(お金の受け渡しは発生していない)

②利用者がクレジットカードを利用したという情報がクレジットカード会社に送付される。この情報をもとにクレジットカード会社から加盟店へ加盟店手数料を差し引いた金額が支払われる(加盟店は販売代金から加盟店手数料を差し引いた金額を受け取れる)

③利用者は後日(クレジットカード契約で定められている支払日)に口座引き落とし等の方法によって商品の購入代金をクレジットカード会社に支払う(3回以上の分割払いやリボルビング払いの場合は所定の金利手数料も発生する)

クレジットカードの支払いタイミング

クレジットカードはデビットカードとは違い商品やサービスの購入後すぐに口座から代金が引き落とされるわけではありません。

支払いタイミングを把握するうえで大切なことは「締切日」「確定日」「支払日(口座引き落とし日)」について利用しているクレジットカード会社の規定を知ることです。

①締切日:締切日とは一定期間(主に1カ月間)に係るクレジットカードの利用分を精算するための締切日のことで、例えば締切日が毎月20日であれば、前月21日から当月20日までに利用した分の合計金額が確定後、支払日に請求されることになります。

②確定日:確定日とは加盟店からクレジットカード会社への請求が確定する日です。この手続きによってクレジットカード利用者への請求金額が確定します。

※確定日に加盟店からの請求処理等に不備や遅れがある場合にはカード利用者が締切日までに利用していた分でも、その支払いは翌月以降にズレルる可能性があります

③支払日(口座引き落とし日):支払日とはクレジットカード利用者が引き落としに設定している金融機関口座から利用分が引き落とされる日です。

クレジットカードの支払い方法

クレジットカードでの支払いは1回払いだけでなく、分割払いやボーナス払い、毎回の支払額を一定にするリボルビング払いが用意されています。

クレジットカードの支払い方法

1回払い:1回払いとは締切日までの利用分を支払日に一括して支払う方法です。(金利手数料なし)

2回払い:2回払いとは締切日までの利用分のうち2回払いに設定したものを翌月と翌々月に分割して支払う方法です。(金利手数料なし)

ボーナス払い:ボーナス払いとは夏・冬のボーナス時期に一括または2回払いで支払う方法です。(金利手数料なし)

3回払い以上(分割払い):3回以上にわけて分割して支払う方法です。(所定の金利手数料が発生する)

リボルビング払い:リボルビング払いとは毎回の支払額を一定にして分割して支払う方法です。(所定の金利手数料が発生する)

hana
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ボーナス払いとは会社員などのボーナスをもらっている人だけが利用できるものという意味ではなく「ボーナス時期にまとめて支払うことができる方法」です。そのため、ボーナスをもらっていない人でも利用できます!

金利手数料は発生せず、一定期間支払いを先延ばしにできるメリットがありますが、ボーナス時期にまとまった支払いが必要になる点と支払いが完了するまでクレジットカードの利用枠が減少する点には注意が必要です!

さいごに

この記事ではクレジットカードの基本的な仕組みを解説しました。

クレジットカードは賢く使うと便利でお得(ポイント還元や支払いの先延ばし等)な面がありますが、ついつい使いすぎてしまうなど、使い方を間違えると支払いが大変になるといったデメリットもあります。

そのためクレジットカードの利用にあたってはクレジットカードの仕組みや各クレジット会社の規定をしっかり把握することが大切です。