オプションプレミアム(オプション料)の仕組みをわかりやすく解説

投資

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

この記事では↓

オプション取引を始めたのですがオプションプレミアム(オプション料)が高かったり安かったりするのは何故ですか?

こんな疑問を解決します。

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オプション・プレミアムとは

オプション取引とは、例えば日経225などの原資産を一定の期日までに決められた価格で買う権利(コールオプション)、または売る権利(プットオプション)を売買する取引ですが、この権利の売買に対してオプション・プレミアムと呼ばれるオプション料が発生します。

hana
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オプション・プレミアムは単に「プレミアム」と呼ぶ場合が多いです。

オプションの買い手(購入者)からみたオプション・プレミアム

オプションの買い手は売り手にオプション・プレミアムを支払うことで一定の期日までに買う権利または売る権利を購入することができます。

オプションの売り手(販売者)からみたオプション・プレミアム

オプションの売り手は買い手からオプション・プレミアムを受け取る代わりに買い手がオプションの権利を行使した場合に応じなければならない義務が生じます。

オプション・プレミアムの価値

一般的にオプション・プレミアムには「本質的価値」と「時間的価値」があると考えられています。

本質的価値

本質的価値とはオプションの権利を行使することで得られる価値のことです。

例えば、原資産を100円で買うことができるコールオプションの場合、原資産価格が100円を超えることでコールオプションの権利(原資産を100円で買える権利)を行使すると100円との差額が利益となります。

買い手はオプション・プレミアムを支払っていますので厳密には(原資産価格-100円-オプション料)が利益となります。

プットオプションの場合は原資産価格が権利行使価格を下回ることで買い手にとってはその差額が利益となります。厳密には(100円-原資産価格-オプション料)が利益となります。

時間的価値

時間的価値とはオプション・プレミアムの本質的価値以外の価値を表し権利行使までの期間が長いほど高くなり、また原資産価格の価格変動幅が大きいほど高くなります。

なお、時間的価値は時間の経過とともに価値が減少していき期日にはゼロになります。

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オプション・プレミアムの価格変動要因

本質的価値と時間的価値で構成されるオプション・プレミアムは「原資産価格」「権利行使価格」「満期までの残存期間」「価格変動幅(ボラティリティ)」の4つの個別要因がそれぞれ、また相互に影響することで価格が変動する仕組みになっています。

オプション・プレミアムと原資産価格

原資産価格が上昇すればコールオプションのプレミアムは高くなり、プットオプションのプレミアムは低くなります。

原資産価格が下落すればコールオプションのプレミアムは低くなり、プットオプションのプレミアムは高くなります。

オプション・プレミアムと権利行使価格

原資産価格に対して権利行使価格が高い場合、コールオプションのプレミアムは低くなり、プットオプションのプレミアムは高くなります。

原資産価格に対して権利行使価格が低い場合、コールオプションのプレミアムは高くなり、プットオプションのプレミアムは低くなります。

オプション・プレミアムと満期までの残存期間

満期までの残存期間が長ければ長いほどコールオプション、プットオプションともにプレミアムは高くなります。

満期までの残存期間が短ければ短いほどコールオプション、プットオプションともにプレミアムは低くなります。

hana
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オプションの権利は満期日までに行使しなければ消滅してしまうためコールもプットも同じ動きになります。

オプション・プレミアムと価格変動幅(ボラティリティ)

原資産価格の価格変動幅(ボラティリティ)が大きい場合、コールオプション、プットオプションともにプレミアムは高くなります。

原資産価格の価格変動幅(ボラティリティ)が小さい場合、コールオプション、プットオプションともにプレミアムは低くなります。

なお、ボラティリティとは資産の価格変動幅を表すパラメータですが、ボラティリティが大きいことでオプション・プレミアムが高くなる理由は価格が大きく動くことでコール(買う権利)もプット(売る権利)も利益を獲得する機会が増えるためです。

バリアオプションのオプション・プレミアム

バリアオプションとはオプション取引に一定のバリア価格が設定されているオプション取引のことで「ノックイン・オプション」や「ノックアウト・オプション」等があります。

ノックイン・オプションとは原資産価格が一定のバリア価格に達しなければ無効(言い換えるとバリア価格に達することで有効)になるオプション取引ですので、通常のバリア条件のないオプション取引に比べてオプション・プレミアムは低くなります。

ノックアウト・オプションとは原資産価格が一定のバリア価格に達すると無効になるオプション取引ですので、通常のバリア条件のないオプション取引に比べてオプション・プレミアムは低くなります。

さいごに

今回はオプション取引のオプション・プレミアム(オプション料)の仕組みについて本質的価値と時間的価値の説明やこれらの価値を決定する「原資産価格」「権利行使価格」「満期までの残存期間」「価格変動幅」とオプション・プレミアムの関係を解説いたしました。

オプション取引をするにあたりプレミアムの仕組みを理解して取引を行うことは成果をあげるうえで大事なことですし、言い方が少し悪いかもしれませんが、最低限知っておくべき知識とも考えられますのでぜひ押さえておきましょう。

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