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FXの利益は2種類!為替差益とスワップポイントを徹底解説

FXの利益は2種類!為替差益とスワップポイントを徹底解説
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こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

この記事では↓

FXの利益には「為替差益」と「スワップポイント」の2種類あるみたいですね。これからFXをはじめようと思うので2つの利益をわかりやすく教えてください。

こういったご要望にお応えするために

①「買い」と「売り」のケース別でみる為替差益の具体例

②通貨ペアの「金利差」から発生するスワップポイントの仕組み

をわかりやすく解説します。

hana
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FXの利益は「どのポジションのどんなケースで発生するのか」を正しく知ることは超重要ですので、FX取引を始める前にきちんと押さえておきましょう!

FXの為替差益

為替差益による利益は新規注文を「買い」で入っている場合と「売り」で入っている場合で利益となる要件が異なりますので、それぞれわけて解説します。

※FX取引がはじめて(未経験者や初心者)の場合、用語がわかりづらいと思いますので、この記事内で記載しているFX取引にかかる用語を掲載しておきます。

新規注文:「買い」や「売り」の注文を新しくだすこと。エントリーともいう。

約定:注文した取引が成立すること。

買いポジション:「買い」で注文した取引が約定して決済せず保有(買い建玉)している状態。ロングポジションともいう。

売りポジション:「売り」で注文した取引が約定して決済せず保有(売り建玉)している状態。ショートポジションともいう。

決済注文:保有している「買い建玉」や「売り建玉」を反対売買(買い建玉は売却・売り建玉は買い戻し)して決済すること。

為替差益:為替の変動で利益がでること。

為替差損:為替の変動で損失がでること。

買いポジションの為替差益

例えば【米ドル/日本円】の通貨ペアを100円のとき「買い」で新規注文してポジションを保有しているとします。

その後為替レートが変動して米ドル/日本円が120円の円安に動いた場合、決済注文をだすことで120円-100円=20円の利益が確定します。(反対売買をするまでは評価益として計上されます)

これを為替差益といいます。

円安って円の価値がさがることでしょ。なんで円安で利益がでるの?

【米ドル/日本円】の通貨ペアの「買い」とは、「米ドルを買う」ことです。つまり「米ドル買い・円売り」の買い注文をしたことになります。

その後、円の価値がさがった場合は相対的に「買った米ドルの価値があがった」ということ(ドル高・円安)ですので、為替差益が発生します。

なお、【米ドル/日本円】に限らず、すべての通貨ペア【○○/○○】において「買い(売り)」とは左側の通貨を対象に「買い」や「売り」の注文をすることを意味します。

一方、【米ドル/日本円】の為替レートが80円になった場合(ドル安・円高)は100円の買いポジションに20円の損失が発生することになります。

これを為替差損といいます。

売りポジションの為替差益

例えば【米ドル/日本円】の通貨ペアを100円のとき「売り」で新規注文してポジションを保有しているとします。

その後為替レートが変動して米ドル/日本円が80円の円高に動いた場合(ドル安・円高)、買い戻しの決済注文をだすことで100円-80円=20円の利益が確定します。(反対売買をするまでは評価益として計上されます)

このようなケースが売りポジションの為替差益です。

一方、【米ドル/日本円】の為替レートが120円になった場合(ドル高・円安)は100円の売りポジションに20円の損失(為替差損)が発生します。

FXのスワップポイント

スワップポイントとは通貨ペアとなる2国間通貨の金利差を受け取る(または支払う)仕組みのことです。

FXは2国間の通貨を交換する取引ですので、そのさいに2国間の金利も同時に交換されます。金利が高い国もあれば低い国もあります。その金利差を調整するのがスワップポイントの役割です。

そのため金利差調整額金利差調整分とも呼ばれています。

hana
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国の金利とは「政策金利」のことです。

2国間の為替レート変動による「為替差益」に対して、2国間の金利差から発生する「スワップポイント」もFXで利益を得るうえで重要な取引となります。

スワップポイントの受け取り方

スワップポイントがFXで利益を得るうえで重要な取引といっても、スワップポイント専用のトレードがあるわけではありません。

「買い」や「売り」のポジションを翌日以降に持ち越す(ロールオーバーされる)ことで自動的にスワップポイントが付与されます。

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ロールオーバーとは、本来2営業日後に決済しなければならないポジション(建玉)を繰越し(先延ばし)する仕組みのことです。

翌日以降の判定基準はニューヨーク市場クローズが関係しており、サマータイム期間中は日本時間で6:00前後、通常は日本時間で7:00前後となっています。

スワップポイントはロールオーバーされることで1日分が付与され、以降もポジション保有を継続することで土・日も関係なく付与を受けることができます。

ただし土・日分のスワップポイントは水曜日など(FX会社で異なる場合あり)にまとめて付与されます。

スワップポイントの計算方法

FX取引の「買いポジション」でスワップポイントを受け取るには【高金利通貨の買い・低金利通貨の売り】の通貨ペアで取引する必要があります。(この通貨ペアを「売りポジション」で入っている場合はスワップポイントを支払う必要があります)

また【低金利通貨の買い・高金利通貨の売り】の買いポジションもスワップポイントを支払う必要があります。(売りポジションの場合、スワップポイントを受け取ることができます)

なお、付与されるスワップポイントの金額は記事内で説明した通り2国間の金利差が基準になりますが、実際に付与される金額はFX会社によって異なります。(FX会社の経営、運営方針などの違いが理由の一つです)

計算例:【A国(金利6%)/B国(金利1%)】、為替レート80円、保有数量1万通貨のスワップポイント(買いポジション)

金利差:6%-1%=5%

為替レート(80円)×保有数量(1万通貨)×金利差(5%)=40,000円(1年間のスワップポイント)

40,000円÷365日=約110円(1日あたりのスワップポイント)

大事なことですのでもう一度お伝えしますが、FX会社によってスワップポイントの付与額や取扱いが異なりますので、上記の計算例はあくまでも目安の一つとしてお考えください。

スワップポイントのメリットとリスク

スワップポイントは【高金利通貨/低金利通貨】の買いポジション(買いスワップ)や【低金利通貨/高金利通貨】の売りポジション(売りスワップ)を保有することで継続的に収入を得ることができるメリットがある反面、逆のポジションをとっている場合は支払い義務が生じてしまうデメリットがあります。

また高金利通貨とは、新興国通貨の場合が多いので為替の値動きが大きくなるリスクや現時点では高金利でも政策金利の変更等で金利差が縮小するケース、今後金利差が逆転してスワップポイントの支払いが必要になること等もリスク要因として考えられます。

スワップポイントを目的としたFX取引をされるさいはメリットとデメリット(リスク)を十分に検討して判断するようにしましょう。

さいごに

この記事ではFX取引から生じる利益について「為替差益」と「スワップポイント」を解説しました。

FXは元本が保証された取引ではないので、投資をはじめる前に十分すぎるくらいにFXの仕組みや特にリスク面を調べてご自身のリスク許容度や投資方針にかなう取引であるのかどうかを検討することが大切です。

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hana
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私も使っているFX会社です。参考になれば幸いです!