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FXのレバレッジを計算する方法と注意点をわかりやすく解説!

FXのレバレッジを計算する方法と注意点をわかりやすく解説!
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こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

この記事では↓

いや~困りました。FX口座の開設から入金まで済んだので、手始めにレバレッジ8倍で取引しよう、とパソコン画面をながめているのですが、どこにもレバレッジを設定する項目がありません…どうしましょう?

こんな疑問を解決するために

・FXではじめて取引(新規注文)する場合のレバレッジを計算する方法

・取引中(ポジション保有中)の「実効レバレッジ」を計算する方法

・レバレッジを設定する場合の注意点

をわかりやすく解説します。

hana
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FXのレバレッジは取引画面で設定するものではなく、入金した資金(証拠金)をもとに買いや売りで保有したポジションから結果的に何倍のレバレッジをかけていたのか、を把握できるものです。

そのため、証拠金がいくらで、どのくらいの注文をしたら、何倍のレバレッジになるのか、を知っておくことはFX取引の資金管理やリスク管理のうえで重要なことですので、ぜひ計算方法を押さえておきましょう!

FX取引のレバレッジとは

FXは預け入れた資金(証拠金)をもとに米ドル/円などの通貨ペアを買ったり売付けたりしてポジションを保有したのちに買いポジションの場合は売却、売りポジションの場合は買戻しをして買いと売りの差額を決済する差金決済という仕組みの外国為替証拠金取引です。

証拠金で外貨を買う(または売付ける)とは、証拠金を担保にしてFX会社からお金を借りて取引するということですので、外貨預金とは違い預け入れた資金(証拠金)以上の取引が可能になります。

この証拠金以上(何倍も)の取引ができる仕組みをレバレッジ(Leverage)といい、日本国内のFX会社で個人投資家が設定できるレバレッジは25倍までと法律で規定されています。

新規注文時のレバレッジを計算する方法

FX取引のレバレッジは最大25倍ですので、仮に100万円の証拠金があれば2,500万円の取引ができることになります。一方でレバレッジなし(1倍)の場合は、100万円の証拠金で100万円の取引ができることになります。取引に応じて個別に計算する方法がありますので、その計算式を紹介します。

レバレッジの計算式

取引数量×為替レート÷証拠金=レバレッジ

※取引数量には「Lot(ロット)」という取引単位が使われます。多くのFX会社、また通貨ペアで1Lotは10,000通貨を意味します。なお「1枚」ともいいますので覚えておきましょう。

10,000通貨=1Lot=1枚

hana
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なぜ「Lot」や「枚」が使われるのかというと、FXは1,000通貨単位や10,000通貨単位などのまとまった単位(※)で取引しますので端数が生じません。そのため10,000通貨などの「0」を省略しても問題ないですし、そのほうが入力ミス防止にも効果的だからです。

レバレッジの計算例

【取引数量×為替レート÷証拠金】でレバレッジを計算する例として2つ紹介します。

計算例①:証拠金10万円で米ドル/円の通貨ペアをレート100円で1万通貨買う場合のレバレッジ

1万通貨×100円÷10万円=10倍(レバレッジ)

計算例②:証拠金30万円で米ドル/円の通貨ペアをレート110円で5万通貨売りで入る場合のレバレッジ

5万通貨×110円÷30万円=18.33倍(レバレッジ)

①②ともにレバレッジ25倍以内ですので新規にポジションを保有することが可能です。

希望するレバレッジから必要証拠金を計算する方法

FX取引の必要証拠金は個人投資家の場合レバレッジ25倍までなので下記↓計算式で算出されます。

必要証拠金の計算式

取引数量×為替レート÷25倍(レバレッジ)=必要証拠金

もしくは

取引数量×為替レート×4%(レバレッジ)=必要証拠金

※「÷25」も「×4%」も計算結果は同じです

上記計算式の「÷25」もしくは「×4%」の部分に「レバレッジ○倍で取引がしたい!」といった場合、「÷○倍」を入れて計算すると希望するレバレッジを基準にした必要証拠金を求めることができます。

取引数量×為替レート÷希望するレバレッジ=必要証拠金

計算例:米ドル/円の通貨ペアをレート100円で1万通貨、レバレッジ8倍で買いたい場合の必要証拠金

1万通貨×100円÷8倍=12万5,000円(必要証拠金)

このようにレバレッジ8倍の場合、12万5,000円で100万円(1万通貨×100円)の取引をすることが可能だと知ることができます。

ただし、ポジション保有中も絶えず為替レートは変動しますので、その変動(上下)にあわせて必要となる証拠金も変動(上下)してしまいます。

そこで次は、ポジション保有中の「実効レバレッジ」を計算する方法を解説します。

実効レバレッジを計算する方法

実効レバレッジとは実際に保有しているポジションのレバレッジのことです。有効証拠金の何倍あるのかを計算することで把握することができます。

※有効証拠金とはFX会社に預け入れた資金(口座資産)にポジションの評価損益をプラスマイナスした金額です。「純資産」や「実質証拠金」とも呼ばれています。なお、FX会社に出金依頼をしている場合はその出金予定額は差し引いて計算されます。

実効レバレッジの計算式

実効レバレッジの計算式

保有ポジション評価額÷有効証拠金=実効レバレッジ

保有ポジション評価額は【保有ポジション数×現在の為替レート】で計算しますので、実効レバレッジの計算式を分解すると下記になります。

(保有ポジション数×現在の為替レート)÷(預け入れた証拠金±評価損益)=実効レバレッジ

実効レバレッジの具体例

実効レバレッジは為替レートの変動で上下しますので、例として1万通貨を為替レート100円で買い注文した場合の買付け時の実効レバレッジと買いポジション保有中に為替レートが95円になった場合の実効レバレッジを計算してみます。(証拠金は10万円として計算)

①為替レート100円の場合(買付け時)

(1万通貨×100円)÷(10万円±0)=10倍(実効レバレッジ)

②為替レートが95円になった場合(買いポジション保有中)

評価損益:(1万通貨×95円)-(1万通貨×100円)=-5万円

(1万通貨×95円)÷(10万円-5万円)=19倍(実効レバレッジ)

計算の結果、買付け時(新規注文時)は10倍だった実効レバレッジが為替レートの変動で19倍まで跳ね上がりました。

これがさらに円高に動くことで、実効レバレッジが25倍を上回れば強制決済(ロスカット)のおそれがあるのでFX取引にあたっては今後の相場展開まで(最悪のケースまで)しっかりシミュレーションしてレバレッジを設定することが大切です。

FX取引におけるレバレッジの注意点

レバレッジを活用すると少額の証拠金でも多額の取引ができますので資金効率があがるメリットがありますが、儲けが10倍なら損失も10倍になるというハイリスク・ハイリターンの要素があるので利用にあたっては注意が必要です。

仮に100万円の証拠金で1万通貨をレート100円で買付けた場合(レバレッジ1倍)、その後為替レートが99円になると損失額は1万円です。これは同じ取引を4万円の証拠金(1万通貨×100円÷4万円=レバレッジ25倍)でした場合でも損失額は1万円になります。

ですが損益率は大幅に異なります。

①100万円の証拠金が99万円になる場合は1%の損失

②4万円の証拠金が3万円になる場合は25%の損失

4万円の証拠金が3万円になると、もう同じ条件(為替レート100円の1万通貨)の買い注文はできませんし(レバレッジが33倍以上になり25倍を超えるため)、そもそもギリギリの証拠金ですのでFX会社の証拠金維持率の規定によっては強制決済されている可能性もあります。

このことからFX取引でレバレッジを活用する場合は

・必要以上に大きなレバレッジをかけない

・為替相場が思惑と逆に動く可能性も考えて余裕を持たせたレバレッジを設定する

・ポジション保有中は実効レバレッジに注意して、必要に応じて損切りや証拠金の追加などをして証拠金維持率を下回らないように注意する

上記のような対応がFX取引において重要です。

なお「レバレッジは何倍が適切なのか」は、トレードスタイル(デイトレ、スイング、中長期投資など)や資金の余裕度によっても変わりますので一概には言えませんが、はじめてFXをする場合は1倍~3倍程度、経験を積んで取引に慣れた場合でも最大10倍程度を一つの目安にすると為替が逆に動いた場合でも対応がしやすいと思います。

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LIGHT FX (トレイダーズ証券)

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◎27通貨ペアを1000通貨単位で取引できる
◎スプレッドは米ドル/円で原則0.2銭の業界最狭水準
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私も使っているFX会社です。参考になれば幸いです!