1万円から投資できるクラウドファンディング5選【少額投資】

投資

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

投資型クラウドファンディングには「不動産投資型」「株式投資型」「ソーシャルレンディング(融資型)」がありますが、このうち「不動産投資型」と「ソーシャルレンディング(融資型)」は1万円から、かつ1万円単位で投資できる事業者が多いため、上場株式のようにまとまった資金を必要とせず、投資家にとって「はじめやすい」資産運用方法として市場規模も拡大傾向にあります。(2020年7月現在)

ただし、1万円から少額投資できる「はじめやすい資産運用方法」イコール「リスクが低い」ということではありませんので、投資にあたっては「募集案件の内容」とともに「投資型クラウドファンディング事業者の実績」や「投資家保護の取組み」といった事業者ごとの特徴まで含めて比較検討することが望ましいと言えます。

そこで、この記事では1万円から投資可能な投資型クラウドファンディング事業者の特徴と案件例をわかりやすく解説します。

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「CAMPFIREグループ」が運営するソーシャルレンディング

購入の見返りにプレゼントや利用券、割引券などがリターンされる購入型クラウドファンディングで国内最大級の実績をほこるCAMPFIRE(キャンプファイヤー)のグループ会社、株式会社 CAMPFIRE SOCIAL CAPITALが運営する「CAMPFIRE Owners」では海外の農家支援ファンドや環境リサイクルファンドといった社会的意義の高いソーシャルレンディング投資をすることができます。

(CAMPFIRE Ownersで投資可能なファンド一例)

カンボジア農家支援ファンド3号

予定利回り6.0%、予定運用期間11カ月

障がい者技術育成プロジェクトファンド

予定利回り3.0%、予定運用期間12カ月

CAMPFIRE Ownersでは10カ月~12カ月程度の短期案件が多く、その予定利回りは3.0%~6.0%程度となっています。

2019年9月に第一号案件の募集を開始したばかりのソーシャルレンディングサービスですので、2020年7月現在において総案件数は11件ですが、取扱いファンドの事前審査に外部の専門家(弁護士・公認会計士等)を交えた委員会による審査体制を取りいれるなど投資家保護につとめた運営をしている事業者です。

CAMPFIRE Owners【公式サイト】

海外の高利回り案件に投資できる事業者

クラウドクレジット株式会社が運営する「【クラウドクレジット】」は海外の金融事業者やフィンテックやセキュリティ関連などのベンチャー企業に投資できるソーシャルレンディングサービスです。

(クラウドクレジットで投資可能なファンド一例)

【ロシアルーブル建て】欧州フィンテック事業者支援ファンド23号

表面利回り11.0%、運用期間25カ月

【メキシコペソ建て】メキシコ女性起業家支援ファンド24号

表面利回り8.0%、運用期間19カ月

※海外案件でも「円建て」で投資できるタイプもあります。

クラウドクレジットでは13カ月~31カ月程度の運用期間が設定されたファンドが多く、表面利回りは6.0%~12.0%ほどの高利回りとなっています。

ただし外貨建ての海外案件には「為替リスク」がありますので、ファンドの事業計画が上手くいったとしても購入時よりも円高に推移して満期をむかえることで元本割れする可能性があります。

そのため外貨建て商品への投資には注意が必要です。

クラウドクレジットは、募集案件に円建て外貨建ての別を明確に記載しており、リスクの高い投資先には目立つように注意喚起もしていますので、投資家に対する説明責任や投資家保護につながる取組みがある事業者と言えます。

【クラウドクレジット】【公式サイト】

債務保証のある融資先に投資できる事業者

ジャスダック上場企業の子会社であるSAMURAI証券株式会社が運営する「SAMURAI FUND(サムライファンド)」は不動産事業者や金融関連の事業者に投資できるソーシャルレンディングサービスです。

(サムライファンドで投資可能なファンド一例)

日本保証 保証付きファンド6号

目標利回り6.0%、運用期間11カ月

「日本の企業を元気に!」事業支援ファンド8号

目標利回り7.0%、運用期間6カ月

サムライファンドは6カ月~12カ月程度の短期案件が多く、目標利回りは5.0%~7.0%程度となっています。

証券会社が運営しているサムライファンドは資産要件等をより厳格に規定した「第一種金融商品取引業」の登録事業者であり、案件の多くに「株式会社日本保証」による債務保証(融資先の返済を保証する)を設定していますので、投資家保護の仕組みがある事業者と言えます。2020年7月現在における運用ファンドの元本回収率100%(元本割れなし)

SAMURAI FUND【公式サイト】

ポイントで不動産に投資することもできる事業者

東証一部上場企業のプロパティエージェント株式会社が運営する「Rimple(リンプル)」はマンションを対象にした不動産投資型クラウドファンディングです。

(リンプルで投資可能なファンド一例)

Rimples Selection #2(クレイシア秋葉原)

予定分配率5.0%、運用期間6カ月

リンプルは2020年3月に第一号案件のサービスを開始したばかりの不動産投資型クラウドファンディングですので、2020年7月現在における総案件数は4件にとどまります。

4件の分配金利回りは第一号案件が10%、その他は4.6%~5.0%となっており、運用期間はすべて6カ月です。

リンプルでは現金以外にもリンプル独自の「1コイン=1円」の価値がある「リアルエステートコイン」で不動産案件に投資することができます。

他社のポイント(2020年7月12日現在、セゾンカードの永久不滅ポイントが対象)をリアルエステートコインに交換することもできますので、ポイント所持数によっては現金を使わずに不動産投資をすることも可能です。

※交換可能なポイントは順次追加されていく予定。

優先出資・劣後出資としてリンプルが劣後出資30%を引き受けますので、投資家は不動産に生じた損失が30%までであれば元本割れしない仕組みがあります。

Rimple(リンプル)【公式サイト】

マンションだけでなくオフィスビルや商業施設にも投資できる事業者

株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営する「CREAL(クリアル)」は住宅用マンションやオフィスビル、ホテル、保育園など様々な不動産に投資できる不動産投資型クラウドファンディングです。

(クリアルで投資可能なファンド一例)

ビバリーホームズ戸越公園Ⅱ(賃貸マンション)

想定利回り4.0%、想定運用期間12カ月

両国駅前ビル(オフィスビル)

想定利回り6.5%、想定運用期間15カ月

クリアルでは6カ月~24カ月程度の運用期間となる案件が多く、想定利回りは3.0%~6.5%程度となっています。

投資対象のオフィスビルにはコロナの影響を加味した対策や、各不動産の空室リスク対策としてマスターリース契約(賃料保証)を行うなど配当金支払いの確実性を高める取り組みがあります。

そのためすべてのファンドで元本割れや配当遅延は発生しておらず、提示されている想定利回りで配当が実施されています。(2020年7月現在)

日本マーケティングリサーチ機構の調べで運用資産残高1位の同社は投資家に対する説明責任として物件にかかる詳細情報を提供しており、会員登録(メールアドレスの登録のみ)で物件の詳細なリターンや1級建築士事務所のエンジニアリングレポートが閲覧できるので投資したい案件をみつけてから投資家登録をすることも可能です。

優先出資・劣後出資としてクリアルが劣後出資10%~20%を引き受けますので、投資家は不動産に生じた損失が10%~20%までであれば元本割れしない仕組みがあります。

CREAL【公式サイト】

1万円から投資できる事業者(まとめ)

記事内で紹介した1万円から投資可能な事業者(5社)を簡単にまとめます。

ソーシャルレンディング事業者(融資型)

CAMPFIRE Owners【公式サイト】

国内の教育事業や海外の環境リサイクル事業といった社会的意義の高い投資ができる。運用期間10カ月~12カ月。利回り3.0%~6.0%。

【クラウドクレジット】【公式サイト】

海外の金融事業者やセキュリティなどのベンチャー企業に投資できる。運用期間13カ月~31カ月。利回り6.0%~12.0%。

SAMURAI FUND【公式サイト】

債務保証のある不動産事業者や金融関連事業者に投資できる。運用期間6カ月~12カ月。利回り5.0%~7.0%。

不動産投資型クラウドファンディング事業者

Rimple(リンプル)【公式サイト】

リアルエステートコインで不動産案件に投資できる。運用期間6カ月。利回り4.6%~5.0%。(※第一号案件10%を除く3案件の数値)

CREAL【公式サイト】

マンションだけでなくオフィスビルや商業施設、保育園などにも投資できる。運用期間6カ月~24カ月。利回り3.0%~6.5%。

※各事業者の運用期間や利回りの数値は2020年7月12日(執筆日)現在のものです。