こんにちは。
ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。
この記事では↓
クルマを所有していると車検や税金、メンテナンスなど…いろいろ管理が大変ですので、わが家もカーリースデビューすることにしました。
そこで、複数のカーリース会社のホームページをみてみたのですが、特徴や違いがいまいちわからず、どこを選べばいいのかわかりませんでした。
よかったらカーリース会社を選ぶポイントを教えて下さい!
こんなご要望にお応えします。
日本自動車リース協会連合会のデータによると2017年の個人向けカーリス利用は約20万台だったのですが、数年後の2020年には37万台以上となっています。
この傾向は今後も続くと予想されており、それに伴いカーリース新規参入会社もいっそう増えていくものと思われます。
サービス提供会社が増えると競争の原理がはたらき、消費者にとって価格やサポート面などメリットがでる場合が多いのですが、一方で選択肢が増えすぎてしまい「どの会社のサービスがいいの?」といった判断に困ることもあります。
そこで、この記事ではカーリース会社を選ぶ「重要な3つのポイント」をわかりやすく解説します!
カーリース会社を選ぶ重要な3つのポイント
カーリースとは月々決められた定額の使用料(リース料)を支払うことで一定期間自動車を使用することができる契約です。
カーリース利用までの流れを箇条書きにすると下記となります。
①カーリース会社対象店舗やホームページから自動車の車種やグレード、契約年数、オプションを選択して申込む
②カーリース会社で申込者の審査が実施されリース契約の可否が判断される
③審査に通った場合、カーリース会社がディーラーから申込者希望の自動車を購入し、それを申込者に貸し出す
④申込者(契約者)は自動車代や車検、税金、オプションで選択したメンテナンス代が含まれた定額の使用料(リース料)を毎月カーリース会社に支払うことで契約期間が満了するまで自動車を使用することができる
ほとんどのカーリース会社がこの仕組みで運営していますが、カーリース会社によって取り扱っている自動車の種類や料金設定、選べるオプションなど異なっていますので、はじめてカーリースを利用される場合は迷われることも多いかもしれません。
そこで、カーリース会社を検討される場合に重視したいポイントが3つあります。
カーリース会社選びで大事なポイント
・カーリース会社の信頼性
・希望に沿う契約プランが用意されているか(車種・グレード、契約年数、料金設定、オプションなど)
・カーリース契約後のサポート体制
カーリース会社の信頼性
記事冒頭でもお伝えしましたが個人向けカーリース市場は急速に拡大しています。それに伴いサービスを提供する事業者も増えているのですが、なかには会社としての体力(資本金や内部留保など)が低い事業者や(新規参入会社の場合は仕方のない部分ですが)カーリース事業に係る実績や経験が乏しい会社が存在します。
カーリースは「3年間」や「5年間」、サービス提供会社によっては「11年間」などの一定期間、自動車を使用できる契約です。
もし契約期間中にカーリース会社が倒産したり、そこまでいかなくてもサービスが停止されてしまったり、連絡が取りづらくなったりといった事態に見舞われてはカーリース契約にかかる不利益はもちろん、心理的な負担(ストレス)も大きなものとなります。
そこで、こういったリスクをできるだけ避けるためには、①カーリース会社の体制(資金力があるか、財務体質は健全か、上場しているか、など)、②カーリース事業での実績・経験、の2点を判断して契約を結ぶことが大切です。
希望に沿う契約プランが用意されているか
カーリースは対象店舗で申込む方法以外にも、インターネットからも条件を選択して申込むことができます。
そのさい希望できる(選択できる)項目はおもに下記となっており、
①自動車の種類(メーカー、車両タイプ、車種、グレード、車体カラーなど)
②契約期間
③月間走行距離
④オプション
⑤メンテナンスプラン
これらを組み合わせることで月々の定額使用料(リース料)が算出され、申込みにすすむかどうかを判断することができます。
①~⑤のラインナップはカーリース会社で異なっていますので、特にはじめてカーリースを利用される場合は下記のような取扱いがある会社が選びやすくておすすめです。
①自動車のラインナップ:乗りたい自動車が決まっていれば、その自動車を取扱っている会社。そうでなければ国産車8大メーカー(トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スズキ、ダイハツ、三菱、スバル)から車種やグレードを選択可能かどうか。
②契約期間:「3年」「5年」「7年」など短期から中長期のラインナップから選べるかどうか。
③月間走行距離制限:「500km」~「3000km」など予想される走行距離に該当するプランがあるかどうか。
④オプション:カーナビ、バックカメラ、ETC、希望ナンバープレートなどを選択できるかどうか。
⑤メンテナンスプラン:自動車税や自賠責保険を除く他のメンテナンス代(定期点検やエンジンオイル、タイヤ交換など)を定額リース料に含めるプランが複数用意されているかどうか。
カーリース会社を選ぶさい上記①~⑤のラインナップは最重要ポイントと言えますので、希望に沿う契約形態が用意されているかどうかしっかり確認する必要があります。
希望に合う契約プランがみつかりやすいカーリース会社「SOMPOで乗ーる」
「SOMPOで乗ーる」はプロ野球球団を所有するDeNAと損害保険大手のSOMPOホールディングスが共同で設立した「DeNA SOMPO Carlife」が運営するカーリースです。国産車8大メーカーに加えてベンツやBMWといった外国車の取扱いがあり、走行距離制限も3000kmのプランがありますので目的に合ったカーリースをみつけやすいです。さらにカーリース契約している自動車をカーシェアリングに活用することもできますので、自動車の維持費削減もかねた効率的な利用が可能です。
SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)【公式サイト】
カーリース契約後のサポート体制
カーリースは車検、税金、メンテナンスを含んだコミコミの使用料(リース料)で毎月自動車を使用することができますので、車検時や定期メンテナンス時に料金が発生することはありませんが、メンテナンス等のさいは修理工場等に自動車を持ち込む必要があります。
※加入プランによっては車検時やメンテナンス時に費用が発生する場合があります。
そのため修理工場等のサービス拠点が住まいの近くにあるのかどうか、また引越しをした場合などにサービス拠点の変更が容易にできるのかどうか、といったサポート体制もカーリース会社を選ぶうえで重要なポイントです。
おすすめは全国47都道府県にサービス拠点があり、さらに各都道府県内に複数の拠点を持っているカーリース会社です。
さらに、はじめてカーリースを契約される場合は問い合わせがいつでも(できれば24時間)できるカスタマーセンターが用意されていると心強いと思います。
サポート体制が整っているカーリース会社「コスモMyカーリース」
「コスモMyカーリース」は「コスモ石油」が運営しているカーリースです。サービス拠点は全国47都道府県にそれぞれ複数あり、カスタマーサポートも24時間受付に対応しています。万全のアフターサービスに加えて自動車も国産8大メーカー全車種を取扱っており、メンテナンスプランも充実していますのではじめての方でも安心して利用できるカーリース会社です。
さいごに
この記事ではカーリース会社を選ぶポイントとして①カーリース会社の信頼性、②希望に沿う契約プランが用意されているか、③契約後のサポート体制、の3点をお伝えしました。
カーリースは一度契約してしまうと一定期間(契約で選択した3年や5年などの期間)継続する仕組みとなり、途中解約は基本的にできません。(どうしても解約する場合は違約金や残り期間のリース料の支払いが必要)
そのためカーリース契約は慎重に行う必要がありますので、当記事で紹介したポイントはもちろん、自動車利用に対する考えなど十分に検討されてください。