FXのスプレッドとは?初心者向けにわかりやすく解説!

投資

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

この記事では↓

FX会社によって「スプレッド」が異なるから業者選びは大切だ、と本に書いてありましたが、そもそもスプレッドって何ですか?

こんな疑問を解決するために

・FXのスプレッドとは何か

・スプレッドの注意点

をわかりやすく解説します。

hana
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「スプレッド」はFX取引の収益にかかわる大事な部分ですので、きちんと仕組みを押さえておきましょう!

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FX取引のスプレッドとは

FX取引におけるスプレッド(spread:(意味)開き、広がり)とは通貨ペアを「売ることができる価格」と「買うことができる価格」の「差額」のことです。

よくニュースで「本日の外国為替相場は1ドル100円15銭~(から)20銭の間で取引されています」といった内容を聞いたことがある人は多いと思いますが、これは「100円15銭」が1ドルの買値のことで、「100円20銭」が売値のことを表しています。

この売値と買値にある価格の開きがFX取引でいう「スプレッド」にあたります。

なお、「100円15銭~20銭の間で取引」と聞くと100円16銭で売り買いすることや18銭で売り買いすることも可能な印象ですが、そうではありませんのでニュース等で為替相場を確認するときはご注意ください。

取引画面(イメージ)でみるスプレッド

FX取引画面に表示されるスプレッド(SP)はこんな↓感じです。

FXのスプレッド

実際の取引画面はFX会社によって違いますが、ほとんどのFX会社でBID(売)とASK(買)の価格とその開き(価格差)であるSP(スプレッド)が表示されています。

上記画像が仮に【米ドル/日本円】であれば1通貨を100.000円で買うことができ、売りの場合は99.998円で売ることができるということです。

この売値と買値の差0.002円=0.2銭がスプレッド(SP)です。

BID(売):通貨ペアを売る場合(売りの新規注文や買い建玉を決済注文するときなど)に現時点で売ることができる価格(青で表示しているFX会社が多い)

ASK(買):通貨ペアを買う場合(買いの新規注文や売り建玉を決済注文するときなど)に現時点で買う(買い戻す)ことができる価格(赤やオレンジで表示しているFX会社が多い)

SP(スプレッド):BID(売)-ASK(買)の価格差(SPで表記しているFX会社が多い)

hana
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「(赤)情熱的に買って(青)冷静に売れ」という意味かどうかはわかりませんが、多くのFX会社がその色を採用していますので覚えておきましょう!

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スプレッドの表示単位

例えば画面上にSP(スプレッド)が「0.2」と表示されていた場合。

通貨ペアが【米ドル/日本円】や【ユーロ/日本円】などの円がらみであれば「0.2銭」という意味になります。

通貨ペアが【ユーロ/米ドル】や【英ポンド/スイスフラン】など日本円がからまない通貨ペアの場合は「0.2pips」というpips(ピップスまたはピプス)という単位で示されていることを意味します。

pipsとはFX取引において異なる通貨単位(日本円の銭や米ドルのセントなど)を共通の通貨単位で表すための仕組みです。

そのため「0.2銭」と「0.2pips」は同じ意味になります。

わかりやすく1pipsで表示すると…

米ドル/日本円の場合:1pips=0.01円=1銭

ユーロ/米ドルの場合:1pips=0.0001米ドル=0.01セント

となります。

hana
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「pips」という単位はスプレッドに限らず為替レートの値動き全般に使用される単位ですので確実に覚えておきましょう!

スプレッドの計算例

この記事では【米ドル/日本円】のスプレッドを0.2銭とした例で説明していますが、これは1取引単位(通貨単位)あたり0.2銭ということです。

売買することができる最小の取引単位はFX会社によって異なり、1通貨単位や100通貨単位といった少額から取引できるFX会社もありますが、2020年6月(執筆)時点においては1000通貨単位や10000通貨単位を最小単位にしているFX会社が多いです。

例として取引単位(10000通貨)でスプレッドを計算すると…

(100.000円-99.998円)×10000通貨=20円

となります。

「なんだ、たったの20円か」と思われたかもしれませんが、取引数量が10万通貨であれば200円、100万通貨であれば2,000円、また取引回数が増えることでも増加しますので、なかなかバカにできないコストです。

スプレッドは実質的にはFX会社に支払う手数料のようなものですが実際に支払うことはないのでコスト認識が低くなりがちですが、新規注文と同時に決済注文をするとスプレッドぶん、買いであろうが売りであろうが損失が発生しますし、例えば【米ドル/日本円】の買いを入れた場合、スプレッドぶん円安に動かない限り評価損が継続します。

このようにFX取引ではエントリー直後はスプレッドぶんマイナスからスタートすることになりますので、FX会社のスプレッドシステム(米ドル/日本円でもFX会社で異なりますし、通貨ペアによっても各社様々です)を十分に比較検討するようにしましょう。

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スプレッドの注意点

FX取引におけるスプレッドの注意点として2点お伝えします。

スプレッド原則固定の注意点

2020年6月現在、多くのFX会社が「スプレッド」を原則固定にしていますが、これは例えば【米ドル/日本円】のスプレッドが0.2銭であれば同一時間に提示される売値と買値の開きが原則として0.2銭で固定されているということです。

「原則として」ということは「例外」があるということですが、例外として下記のようなケースが考えられます。

・ニューヨーク市場クローズの関係で日本時間5:00~8:00は取引が少なくなりやすく、スプレッドが広がりやすい

・俗にいう○○ショックや天変地異など混乱が生じたときはスプレッドが広がりやすい

・米雇用統計など経済の重要指標発表前後などはスプレッドが広がりやすい

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FX会社の約定力

約定とは取引が成立することをいい、約定力とは発注した価格できちんと約定させる力のことですが、この約定力が弱いと取引画面で買い(売り)をクリックしても違う価格で取引が成立してしまうことがあります。

この価格がズレて約定してしまうことを「スリッページ」といいます。

スリッページが発生してしまう理由は投資家の注文(発注)から約定に至るまでのシステムにタイムラグ等が生じるためです。

おもにストリーミング注文(取引画面に提示されているリアルタイムレートをクリックして発注)や逆指値注文で発生しやすい傾向にあります。

利益になるズレ(100円の買い注文が99円で約定したなど)であれば問題ありませんが、損失になるズレが生じた場合はスプレッドが大きく広がったようなものですので、そのぶんマイナスからスタートすることになります。

スリッページはできるだけ避けたいところですのでFX会社のサーバーシステムや約定力について事前に調べておく必要があります。

なお、トレイダーズ証券【LIGHT FX】では2019年6月3日~2019年6月28日に行われた自社調査によって「約定率99.9%」の高い処理能力を確認されているので約定力に関して一定の評価ができます。

また、スリッページが発生しにくくなるように事前に設定することも可能です。

スプレッドやスリッページはFX取引をするうえで重要な要素の一つになりますので口座開設等の参考にしてくださいますと幸いです。

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