FXの証拠金維持率を計算する方法と目安!【100%未満は要注意】

投資

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

この記事では↓

FX取引には「証拠金維持率」というものがあるみたいですね。一定の割合を下回ったら「強制決済」になると聞きましたが、どんな計算方法で証拠金維持率は算出されているのでしょうか?それと念のため、維持率を割り込んだ場合の流れを教えてください。

こんな疑問を解決します。

hana
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証拠金維持率は為替レートの変動で上下しますのでFX取引において常に注意を払う必要があります。具体例を交えて解説しますので、しっかり押さえておきましょう!

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証拠金維持率とは

FX取引における証拠金維持率とは必要証拠金と有効証拠金の割合のことで追加証拠金(追証)や強制決済(ロスカット)の基準になっています。

証拠金維持率の計算式

証拠金維持率の計算式

有効証拠金÷必要証拠金×100=証拠金維持率(%)

有効証拠金はFX会社によって呼び方が違い「純資産」や「実質証拠金」と表記される場合もありますが、口座資産(FX会社に預け入れた資金)にポジションの評価損益を加算減算して出金予定額があればそれを差し引いて計算した金額のことです。

有効証拠金の計算式

口座資産±評価損益-出金予定額=有効証拠金(純資産や実質証拠金ともいう)

証拠金維持率の構成要素

【有効証拠金÷必要証拠金×100】で計算される証拠金維持率を各構成要素に分解するとこう↓なります。

証拠金維持率の構成要素

(口座資産±評価損益-出金予定額)÷(取引数量×為替レート÷25)×100=証拠金維持率(%)

※レバレッジ部分の「÷25」はFX会社によっては「×4%」で計算されますが同じ結果になりますので使いやすい側で計算してOKです

この構成要素のうちポジション保有中に大きくかかわる(証拠金維持率が変動する)部分が「為替レート」です。

理由は為替レートが変動することで評価損益やそのポジションを保有するための必要証拠金が変わるためです。

これより計算例で説明いたします。

証拠金維持率の計算例

例:FX口座に10万円を預け入れて通貨ペアをレート100円で1万通貨、買いポジションで保有した場合

買付け時(為替レート100円)の証拠金維持率

必要証拠金:1万通貨×100円÷25倍=4万円

有効証拠金:10万円

10万円÷4万円×100=250%(証拠金維持率)

為替レートが95円になった場合の証拠金維持率

必要証拠金:1万通貨×95円÷25倍=3万8,000円

評価損益:(1万通貨×95円)-(1万通貨×100円)=-5万円

有効証拠金:10万円-5万円=5万円

5万円÷3万8,000円×100=約131.58%(証拠金維持率)

為替レートが105円になった場合の証拠金維持率

必要証拠金:1万通貨×105円÷25倍=4万2,000円

評価損益:(1万通貨×105円)-(1万通貨×100円)=5万円

有効証拠金:10万円+5万円=15万円

15万円÷4万2,000円×100=約357.14%(証拠金維持率)

hana
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このように証拠金維持率は為替レートの変動で変わりますのでポジション保有中は維持率の状態にも気を配るようにしましょう!

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証拠金維持率の目安

証拠金維持率は高ければ高いほど取引に余裕があるということですので、高水準に保つことが望ましいです。

具体的に何%以上がベストという数値はありませんが、一般的にデイトレードなどの短期売買の場合は250%~300%以上、中長期売買の場合は1000%以上あることが一つの目安と考えられています。

この数値の根拠は証拠金維持率とレバレッジの関係です。

証拠金維持率とレバレッジの関係

証拠金維持率(2500%)=レバレッジ(1倍)

証拠金維持率(1250%)=レバレッジ(2倍)

証拠金維持率(500%)=レバレッジ(5倍)

証拠金維持率(250%)=レバレッジ(10倍)

もし、証拠金維持率の数値に不安がある場合はFX会社に預け入れる資金を増やしたりポジションを減らしたりする(=レバレッジをさげる)ことで改善しますのでご一考ください。

証拠金維持率が100%未満になった場合

証拠金維持率が100%未満になると追証が発生して、さらに強制決済になる可能性があります。

これはレバレッジが25倍(国内のFX会社で個人投資家が利用できる最大倍率)を超えるからです。

証拠金維持率(100%)=レバレッジ(25倍)

FX会社によって証拠金維持率が100%を下回った場合の具体的な対応方法や強制決済になる証拠金維持率のパーセンテージが違うので、おおまかな流れの説明になりますが、以下お伝えします。

通知がくる

証拠金維持率が100%を下回ってしまうとFX会社から通知がきます。

通知はFX取引画面上とFX会社に登録しているメールアドレスに届くケースが多いです。

※証拠金維持率の判定はニューヨーク市場クローズ時点(日本時間7:00前後、サマータイム期間は6:00前後)で計算されます。

通知には証拠金維持率100%未満を解消するために主に下記3点について期限までに行うよう記載されています。

①追証(追加証拠金)を口座に預け入れる

②保有ポジション(建玉)の一部または全部の決済をする

③上記①②を併用する

なお、証拠金維持率が100%未満の間は新規注文をすることができませんし、もし約定していない発注分(新規注文)がある場合は取り消しになります。

強制決済(ロスカット)

通知に記載されている解消期限までに証拠金維持率が改善されない場合や証拠金維持率がFX会社の取引ルールで定める強制決済の基準値に到達した場合(100%以下、80%以下、50%以下など様々)は未決済のポジションをFX会社が強制的に決済します。

なお強制決済は保有しているポジション(建玉)すべてを対象に成行注文で行われるケースが多いです。

FX会社の強制決済ライン(一例)

DMM FX:証拠金維持率が50%以下になった場合

LIGHT FX:証拠金維持率が100%以下になった場合

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証拠金維持率を高水準に保つには

証拠金維持率を高水準に保つ方法は大きくわけて①証拠金を増やす②証拠金を減らさない、の2つです。

証拠金を増やすにはFX口座に追加資金を預け入れることや為替差益を計上することです。②の証拠金を減らさない方法としては下記2点があります。

①ポジションを保有しすぎない(レバレッジをかけすぎない)

証拠金に対して保有ポジションが多すぎると少しの値動きでいっきに証拠金維持率が悪化する可能性があるので適切なレバレッジでポジションを保有するようにしましょう

②損切りを実行する

相場が思惑と逆に動いて評価損が発生すると証拠金維持率が低下します、また複数の保有ポジションのうち一つに大きな評価損があることでロスカット基準に達してしまった場合、他の(評価益があった)通貨ペアまで強制決済される可能性があるので全体を見極めて損切りを実行することも大切です

hana
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基本的なことですが、FX取引では利益を得ることと同等以上に損失をおさえることが大事ですので損切りやレバレッジには十分注意しましょう!

記事内で記載したFX会社の特徴です。口座開設の参考にして下さいますと幸いです。

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