こんにちは。
ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。
今回は↓
なんか毎日時間があるようでないんですよねぇ、毎日どこかで無駄な時間を過ごしているのでしょうかねぇ…
こんな疑問を解決します。
時間の無駄をなくす第一歩
時間の無駄をなくす第一歩は、1日の行動を振り返って 日々の習慣を洗いだすことです。
1日の行動をノートに書き出すなどして無駄な行動を把握しましょう。
※習慣は習慣になっているからこそ、意識して書き出してみないと見落として(見過ごして)しまいます。
ささいなことですが、1日10分無駄を削減できれば、10分×365日=3,650分(約61時間)の時間が生まれます。
この作業でみつかった無駄な時間が今後有効に活用できる時間になります。
二度手間を防ぐ
買い物などの用事を済ませ帰宅した瞬間。
「あ、お金おろすの忘れた!」
こんな経験はありませんか?
その他にも郵便物の出し忘れ、通信費の払い忘れなど、どうしても今日でなきゃ、と二度手間の経験がある人は多いのではないでしょうか。
二度手間を防ぐ方法は、外出前にやるべきことのメモ書きを作る、携帯・スマホに入力しておくことが有効です。
ついでに「ほかに何かすることあったかな」と考えることで「あ、そういえばこれも!」と何かやっておくべきことに気づけるかもしれません。
外出するさいは、やるべきことは「ついでに」やっておく、この習慣化はとても大事です。
面倒なことはプロに任せる
例えば、冷蔵庫や洗濯機が故障して自分で直そうとする人はあまりいないと思いますが、元に戻せそうな気がするもの(椅子のちょっとした歪み、単純な構造に思えた小型端末など)は自分で直そうとする人がいらっしゃいます。
5分、10分で修理できればいいのですが、何時間もかかったり、1日がかりで作業したり、最悪の場合直すことができず余計に壊れてしまったりすることもあります。
1つ問題を出します。
(問題)大切にしている靴のヒールがとれたとします。その場合、下記の ①と②では、どちらを選択しますか?
① 靴の部品代で1,000円支出して、自分で修理する(修理時間2時間)
② 靴の修理店にだす。費用2,000円
(考え方の話ですので、靴を捨てる、買い替える、の選択肢は除外)
実際にかかった費用は、自分で修理した場合は1,000円の出費だけですので、①が問題の正解として妥当に感じますが、行動経済学では、お金だけでなく時間にもフォーカスして判断します。
修理に費やした時間(この場合2時間)をお金(労働収入)に見積もります。
時給1,000円で計算した場合(1,000円×2時間=2,000円)ですので、自分で修理した場合、3,000円(その時間働いていれば得られた2,000円+部品代1,000円)かかったようなものです。
これは、靴を修理にだして2,000円支払った場合よりも、余計に1,000円損したことになります。
この考え方は機会費用(機会損失)といってあることを行ったことで見過ごした機会が発生した場合に、もし適切な選択をしていれば失わなかったであろう費用のことです。
これを靴の修理にあてはめると、自分で靴を修理せず修理店に出していれば2時間を労働にあてることができていたが、それをしなかったため1,000円損した、ということです。
この機会費用の考え方にあてはめると、プロに任せると効率的だった、と判断することができます。
それに、もし自分で修理して直せなかったら、時間を消費したうえに、くやしいですが靴の修理店に2,000円払う必要があります。
またお金に換算せずに考えても、作業時間をリフレッシュにあてることで有意義な時間を過ごせたかもしれません。
時間もお金同様、金銭的価値に見積もって考えることはとても重要な(考え方として価値がある)ことです。
ときには誰かを頼って(任せて)時間を確保することも、限られた時間を有効活用するうえで大切なことに思います。
さいごに
最後にお伝えしたいのは、過ぎ去った時間は二度と戻ってこない、ということです。
だからこそ刻一刻と過ぎていく時間を有意義に価値あるものにしていきたいですね。
以上、「時間の無駄を超簡単になくす方法【時間とお金の考え方】」でした。