FP3級は独学でOK!勉強方法や学習時間の目安をFP講師が解説

FP資格講座

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

この記事では↓

・家計管理や資産運用の勉強にファイナンシャルプランナー3級の資格でも取ろうかな

・就職や転職等のスキルアップに国家資格のFP3級でも取得してみるか

・職場でFP資格取得を推奨しているんだよなあ(受験しなければいけない雰囲気がある)

・本当はFP2級を取得したいが実務経験の関係で3級を取得する必要が…

そういった状況で、かつ

できるだけお金をかけずにFP3級を取得したい

人のために「独学」でFP3級を取得するために必要な勉強方法や参考書の選び方、学習時間の目安などを解説します。

hana
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私や知人のファイナンシャルプランナーが独学で勉強した体験談もあわせて紹介します

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FP3級はどんな問題がでる?

学科試験と実技試験で構成されるFP3級を独学で勉強する場合、まず試験問題を把握することが大切です。

どんな内容」が問われ「どんな形式」で解く試験なのか把握することでテキストなどの参考書選びや勉強方法がみえてきます。

FP3級の試験科目(学科、実技共通)

FP3級試験科目と(カッコ)に主に問われる項目を記載します。

①ライフプランニングと資金計画(FP業務と社会保険制度)

②リスク管理(生命保険と損害保険)

③金融資産運用(株式や債券等の基本的な仕組み)

④タックスプランニング(所得税の仕組み)

⑤不動産(不動産取引の基礎知識)

⑥相続・事業承継(相続税の基本的な仕組み)

hana
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試験範囲はめちゃくちゃ広いですが、問われる内容はある程度限定されています。

学科試験の問題と出題形式

一例として2020年1月試験ではこんな○×問題が出題されました。

がん保険では、一般に責任開始日前に180日程度の免責期間が設けられており、その期間中にがんと診断されたとしてもがん診断給付金は支払われない。

出典:一般社団法人金融財政事情研究 2020年1月実施FP3級試験第1問(10)より引用

試験問題と模範解答は一般社団法人金融財政事情研究会のホームページから無料でダウンロードできます。

ちなみに上記引用例の答えは「×」です。がん保険の免責期間は90日間程度のため。

FP3級学科試験では上記問題例のような○×問題が30問、三答択一問題が30問の計60問が出題されます。

60問(60点満点)のうち36点以上で合格です。

実技は試験実施団体で違う

FP3級実技試験は試験実施団体で内容が違います。

金融財政事情研究会実施のFP3級実技試験は「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の選択制です。

どちらも事例形式(マークシート)で5題(15問)出され50点満点のうち30点以上で合格です。

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)実施のFP3級実技試験は「資産設計提案業務」です。

問題数は20問(マークシート)で100点満点のうち60点以上で合格です。

「個人資産」と「保険顧客資産」どっちを選ぶ?

金融財政事情研究会実施試験の場合「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」のいずれを選ぶか?ですが…

・保険会社に勤めている、または勤めたいと考えている

・FP資格の保険分野が得意である

・特に保険の知識を家計管理等に活かしたいと考えている

などの保険分野に特に興味関心がある場合は「保険顧客資産相談業務」を選択するといいでしょう。

そういった事情がない場合は「個人資産相談業務」をおすすめします。

理由は個人資産相談業務は試験範囲からまんべんなく問題が出題されるため「基本的な質問ばかり」が問われる傾向にあるからです。

hana
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私も「個人資産相談業務」で受験しましたし、受講生にも特に保険がいい、という理由がない場合は個人資産相談業務をすすめています。

FP3級の合格率

FP3級は金融財政事情研究会実施でも日本FP協会実施の場合でも「学科」と「実技」ともに、それぞれ6割以上の得点で合格できる試験です。

○割以上で合格になるいわゆる絶対評価制度の試験では、試験実施日の違い(問題が違うため)で合格率にばらつきが生じてしまいます。

これまでの試験データから推測すると合格率は約50~60%ほど(学科、実技ともに)になりますが、あくまで目安程度に捉えておきましょう。

hana
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FP試験は会社の都合などで受けさせられている人(勉強せずに受験)がいますので、それなりに勉強している場合の合格率はもっと高いです。

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FP3級を独学で取得するコツ

FP3級を取得する目的は人それぞれですが、どの程度の完成度(着地点)で合格したいのかによって2パターンにわけることができます。

パターン①は今後FP2級やFP1級を取得したい場合や家計管理や資産運用の知識をしっかり学びたい場合など「高得点」での合格を目指すケースです。

パターン②は資格さえ取得できればいいという「合格基準点」を目指すケースです。

いずれのパターンでも勉強方法は同じなのですが、テキスト等の参考書選びが変わりますので、わけて説明します。

高得点でFP3級に合格したい場合の勉強方法

高得点でFP3級に合格するための「テキスト」「勉強方法」「学習時間の目安」を解説します。

FP3級高得点に必要なテキスト(参考書)

テキスト(参考書)選びですが高得点で合格したい場合のおすすめテキストは「FP2級のテキスト」で勉強することです。

「え?なんでFP2級?」と思われたかもしれませんが、実はFP2級とFP3級はほぼ同じ試験範囲です。

イメージとしてはFP2級のやさしい問題ばかりが出題されるのがFP3級という感じです。

このためFP2級のテキスト(参考書)であればFP3級の試験範囲を網羅している(それどころか、より深く知ることができる)ことはもちろんのこと、3級取得後に2級のテキスト(参考書)を購入する必要もなくなる、という経済的なメリットまであります。

おすすめテキスト「みんなが欲しかった!FPの教科書2級・AFP」TAC出版

なお、FP2級テキストのうち下記項目は読み飛ばして問題ありません。(FP3級では出題されないため)

・中小法人の資金計画

・法人税等

・事業承継対策

hana
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私もFP3級の勉強は「FP2級のテキスト」でやりました。

ただし、問題集を購入する場合は問題集はFP3級専用を買ってください。

FP3級は○×問題や三択問題ですので、その試験形式に慣れておく必要があります。また、3級を受験するタイミングでFP2級(四択問題など)の問題に適応している必要は一切ないからです。

それどころか四択問題に慣れてしまうと三択や○×問題が簡単すぎて余計に正誤が疑わしくなるという変な迷いが生じる可能性まであります。

おすすめ問題集「みんなが欲しかった!FPの問題集 3級」TAC出版

FP3級の効率的な勉強方法

勉強方法はいたってシンプルです。

①テキスト(参考書)を一回読んで(流し読みでOK)概要をおおざっぱにつかむ

②問題集を解く

③問題集の正誤があいまいだったものはテキストで確認する

④以降、問題→わからない→テキスト確認を繰り返す

⑤ある程度問題の正誤が「その理由まで判断できる」ようになったら模擬問題(ない場合は直近の試験問題)で実際の試験時間(学科120分、実技60分)で解いてみる

⑥以降、試験日まで苦手な問題を中心に取り組む

これだけです。最初は当然わからない問題だらけですので、テキスト(参考書)を確認する頻度が高くなりますが、徐々に回数が減っていきます(実力がついている証拠)

なお、この学習方法は「高得点」での合格を目指す場合だけでなく「合格基準レベル」を目指す場合も同様です。

FP3級を高得点で合格するのに必要な学習時間の目安

必要な学習時間は人それぞれ個人差があるのであくまで目安にしかなりませんが、約50時間といったところです。

理由は知り合いのファイナンシャルプランナー(独学でFP3級を取得した人)に確認したところ満点だった人で約50時間。9割以上の得点で合格している人で約30時間から50時間程度とうかがったからです。

不思議なことに50時間以上勉強したという話はありませんでしたが、私は1日2時間の勉強を1カ月ちょっとやりましたので、間違いなく60時間オーバーです。

hana
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みんなカッコつけて少なく見積もったのかな、と少し勘繰りました。

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合格基準点で十分な場合

次は合格基準点でOKな場合の勉強方法です。

「テキストの選び方」「勉強中の考え方」「学習時間の目安」を解説します。

3級合格におすすめなテキスト

FP3級を効率よく学習するには下記2点を満たすテキストがおすすめです。

大手資格予備校が出版しているテキスト

読みやすいテキスト

市販されているFP3級テキスト(参考書)から上記2点を満たすテキストを紹介します。

おすすめテキスト①「みんなが欲しかった!FPの教科書 3級」TAC出版

おすすめテキスト②「FPの学校 3級きほんテキスト」ユーキャン学び出版

FP資格勉強中の考え方

合格基準点でOKな場合でも勉強方法は問題集をメインにしたスタイルがベストです。

問題を解く→わからない→テキストで確認、という順で学習することをおすすめします。

そのさい高得点を狙う必要がないゆえの心構えのようなものがあります。

難しい問題は無視していいので、わかる(得意な)問題を確実に得点すること

FP3級試験は○×などの試験形式からわからない問題でも正解する可能性がありますので、難しい問題に時間を割くより6割の正解数のために、わかる(得意な)問題を確保することに重きを置くことが効率的です。

3級合格に必要な学習時間の目安

あくまで目安程度ですが1日1時間勉強したとして20日~30日といったところです。

時間にすると20時間~30時間程度。

たまに1日だけの勉強(一夜漬け)や3日程度の超短期で合格したという人もいますが、そのやり方だと記憶の定着が長くはもたないと思いますし、その一夜漬け等に失敗する(間違えて寝てしまう)リスクもありますので、できるだけ毎日コツコツと積み重ねるスタイルがいいと思います。

※あくまでも個人的な意見であって一夜漬け等を否定するものではありません。

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さいごに

FP3級試験は例年5月9月、そして翌年1月の三回実施されています。

※2020年5月試験は社会情勢の影響を鑑み中止となりました。

試験問題の法令基準日は5月に実施される試験は前年の10月1日が法令基準日となり、9月試験は同年4月1日が基準日、翌年1月試験は前年の10月1日です。

受験地や受験の手続き方法等については試験実施団体である金融財政事情研究会や日本FP協会のホームページで確認して申請ミスがないように注意してください。

hana
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この記事がFP3級に独学で合格する参考になれば嬉しいです!