国内総生産(GDP)や景気動向指数、日銀短観を解説【FP】

金融資産運用

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

今回はファイナンシャルプランナー2級、3級試験合格のために押さえておきたい経済・景気の代表的な指標を説明します。

各指標の公表機関はどこなのか?、どのくらいの頻度で公表されるのか?はFP試験に出やすいのでしっかり押さえておきましょう。

それでは、FP講座を始めます。

スポンサーリンク

国内総生産(GDP)

国内総生産(GDP)とは国の経済規模(国内の経済活動により生み出された付加価値の総額)を示す指標です。

hana
hana

付加価値とは商品やサービスの生産額から、その生産のために発生した費用を差し引いたものです。

国内の経済活動が対象ですので、日本企業が海外で生産したものは国内総生産(GDP)には含まれません。

GDPには、名目GDP(物価の変動を考慮しない)と実質GDP(物価の変動を考慮する)があり、内閣府が年4回発表しています。

またGDPが前の年に比べて、どの程度上昇したのか(増加率)を表す指標を経済成長率といい、これも内閣府が3カ月ごとに(年4回)発表しています。

景気動向指数

景気動向指数とは景気全体の動向を知るための指標で内閣府が毎月発表しています。

DIとCIの2種類があり、それぞれ目的や景気判断の基準が異なります。

DI(ディフュージョンインデックス)

景気動向指数のDIとは、現在の景気の状態や景気の転換点をみるもので3カ月前のデータと比較して景気が改善しているかどうかを判断します。

有効求人倍率などの景気の動きと一致して変動する一致指数が50%を上回れば景気の拡大、下回れば後退していると判断されます。

※なお、一致指数の他には、東証株価指数などの景気より先に動く指数である先行指数、完全失業率などの景気より遅れて動く遅行指数があります。

CI(コンポジットインデックス)

CIとは景気変動の大きさや速度(テンポ)を示すもので、一致指数に上昇がみられると景気拡大、下降がみられると景気後退と判断されます。

hana
hana

DIとCIのポイントはDIは景気の転換点(方向性)を把握しやすく、CIは景気の大きさ(強弱)を把握しやすいところです。

日銀短観

日銀短観は日本銀行が3カ月ごとに発表する、業種別、規模別に分けた会社経営者の経営状況等のアンケート調査のことです。

そのなかで最も注目される指標が業況判断DIと呼ばれるもので、これは現在の会社の業況が「良い」と回答した割合から「悪い」と回答した割合を差し引いて計算したものです。

hana
hana

業況判断DIの集計は現在の業況が「良い」「さほど良くない」「悪い」の3つで回答を集めています。

マネーストック統計

マネーストック統計とは日銀が毎月公表する、国や金融機関を除く個人や一般企業などの民間非金融部門が保有する現金、預金などの通貨量のことです。

代表的な物価指数

FP試験で問われやすい代表的な物価指数を2つ紹介します。

消費者物価指数(CPI)

消費者物価指数(CPI)とは、家計が購入しているモノやサービスの水準を示す指数のことで総務省が毎月公表しています。

企業物価指数(CGPI)

企業物価指数(CGPI)とは、企業間で取引されているモノやサービス(商品)の価格変動を示す指数で日銀が毎月公表しています。

消費者物価指数と企業物価指数を比較すると、消費者物価指数より変動の幅が大きくなりやすく(企業は輸出入にさいして為替の影響を受けるため)、また先に変動する傾向にあります。

こちら↓は金融マーケットや経済指標を詳しく学べるおすすめの本です。

hana
hana

第7版として2020年3月に出版された本です。国内だけでなく米国、ユーロなど世界各国の指標や商品・為替市況の見方まで解説してあるので、これ1冊で経済や資産運用にかなり詳しくなれます!

さいごに

今回は経済、景気の代表的な指標として国内総生産(GDP)、2つの景気動向指数、日銀短観、マネーストック統計、代表的な物価指数をお伝えしました。

FP2級、FP3級試験対策においては各指標の特徴や公表機関、公表頻度を重点的に覚えておくと良いでしょう。

今回のFP講座がお役に立てば幸いです。

【あわせて読みたい関連記事】