【FP講座】金融市場、マーケットの変動要因、日銀の金融政策

金融資産運用

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

今回はFP試験科目から、金融市場(短期、長期金融市場)、景気や為替の変動による金利の変化、公開市場操作等の金融政策、について試験で問われやすいポイントを重点的に説明いたします。

それでは、FP2級、3級講座を始めます。

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金融市場の仕組み

金融市場と聞くと一般的に株式取引所をイメージされる方が多いかもしれませんが、金融市場は期間で分類すると2つに分けることができます。

1つが長期金融市場で、これは満期までの期間が1年以上の資金を運用、調達する市場で株式市場などが該当します。

2つ目が短期金融市場で、こちらは満期までの期間が1年未満の短期資金を運用、調達する市場となります。

hana
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1年以上は長期、1年未満は短期と覚えておきましょう。

さらに短期金融市場はインターバンク市場とオープン市場に分かれています。

インターバンク市場とは、銀行や保険会社などの金融機関のみ参加できる市場で、ここで1年未満の短期資金をやりとりしています。

オープン市場とは、一般の事業会社など金融機関以外の機関も参加できる市場で、短期資金のやりとりをしています。

インターバンク市場はコール市場や手形市場で構成されており、このうちコール市場では、金融機関同士が無担保で資金を借りて翌日には返済する無担保コール翌日物が最も多く取引されています。

この取引で適用される金利を無担保コール翌日物金利といいますが、この金利は現在、日銀の政策金利の対象となっています。

マーケットの変動要因

景気と金利の関係は、通常、景気が良くなると、購買意欲がわきますので、資金需要が増えます、その結果、物価が上昇して、金利も上昇します。景気が後退する局面では、資金需要が減りますので、物価が下落して、金利も低下します。

hana
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物価と金利は同じ動きをすることもFP試験に出やすいポイントです。

円を基準とした為替と金利の関係は、円安に為替が動くと輸入品の価格が上昇しますので、インフレーションが起こりやすくなり、金利が上昇します。一方、円高に動く場合は、輸入品を安く仕入れることができますので、インフレーションは起こりづらく、金利は低下する傾向にあります。

また、内外金利差という国同士の金利差によって為替がどう動くのか、という問題も試験に出る可能性があります。通常、お金を預ける場合、少しでも金利が高いところに預けたいのと同じで、お金は、より金利の高いところに向かう傾向にあります。

例えば、アメリカの金利が日本の金利を上回る場合、日本にあるお金がアメリカに向かいやすくなります。これはドルが買われるということですので、為替は円安・ドル高になります。反対に日本の金利が上回る場合は、為替は円高・ドル安になります。

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金融政策

ここでは、日本銀行が実施している金融政策について説明いたします。

日本銀行は金融政策決定会合で金融政策の方針を定めますが、代表的な政策に預金準備率操作公開市場操作があります。なお、政策の目的は物価や金融システムを安定させるためです。

預金準備率とは、金融機関は預金の一定割合を日本銀行に預ける決まりがありますが、その割合のことです。

この預金準備率を日本銀行が引き上げた場合、金融機関はこれまで以上に日本銀行にお金を預けなければなりません。その結果、金融機関の資金量が減り、金利は上昇します。引き下げた場合は、金利は低下します。

公開市場操作には、買いオペレーションと売りオペレーションがあります。

買いオペレーションとは、日本銀行が市場にある国債などを購入することで、金融市場に資金を供給することができ、その結果、市場の金利が低下する仕組みです。

売りオペレーションとは、日本銀行が所有する国債などを売却することで、金融市場から資金を抜くことになり、その結果、市場の金利が上昇する仕組みです。

hana
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金利を下げる政策を金融緩和といい、金利を上げる政策を金融引き締めといいます。

さいごに

今回のファイナンシャルプランナー2級、3級講座では、金融市場の仕組み、景気、物価、為替の変動と金利の関係、日本銀行が実施する金融政策について説明いたしました。

この項目は初めてファイナンシャルプランナーの勉強をされる方にとっては、政策名など聞き慣れていない言葉が多く、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

もし、難しいな、苦手だな、と思われた場合は、いったん飛ばして次の項目に行き、気が向いた時に読み返すくらいで大丈夫だと思います。

このFP資格講座がお役に立てば幸いです。