ソーシャルレンディングの利回りが高い理由と注意点!

投資

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

ソーシャルレンディングの分配金利回りは6.0%~10.0%と高く設定されているケースが多いのですが、その高い理由と投資をするうえでの注意点をお伝えします。

最初に「何をもって利回りが高い」と表現しているのか根拠となる部分を記載します。

【銀行】・普通預金金利:0.001%・スーパー定期/大口定期:0.002%

出典:みずほ銀行ホームページより

【個人向け国債】変動金利/固定金利(3年・5年):最低保証の表面利率0.05%

出典:財務省ホームページより

【株式】・東証一部上場企業の単純平均利回り:2.04%・東証二部上場企業の単純平均利回り2.22%

出典:日本取引所グループホームページより(2020年6月の数値)

hana
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このように株式と比較しても高いと言えるソーシャルレンディングの分配金利回りについてわかりやすく解説いたします!

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ソーシャルレンディングの分配金利回りの仕組み

ソーシャルレンディングとは資金を調達したい企業に投資家が「ファンド」を介して融資する仕組みです。

フローチャートにするとこんな↓感じです。

①ソーシャルレンディングを運営する事業者が資金を調達したい企業のために「ファンド」を組成してインターネット上で広く投資家に出資を募る

②公開されている募集案件をみて融資(投資)したいと考えた投資家が「ファンド」に出資する

③ファンドに集まった出資金を企業に融資する

④企業は融資を受けるにあたりソーシャルレンディング事業者と締結した「金銭消費貸借契約」に基づいて融資を受けた元金に利子をつけて返済する

⑤返済を受けたソーシャルレンディング事業者は投資家へ出資金(投資元本)と利子部分にあたる分配金を支払う

上記④の企業が返済する利子(金利)が高いため、投資家は高い分配金利回りを受け取ることができます。

ソーシャルレンディングと銀行融資の大きな違いは、銀行融資は【銀行⇔企業】の2者間で取引が行われますが、ソーシャルレンディングの場合は【投資家⇔ソーシャルレンディング事業者⇔企業】の3者間になります。

そのため、仮に投資家が受け取れる分配金利回りが7%であれば、間に入るソーシャルレンディング事業者が営業者報酬として3%ほど受け取りますので、融資を受ける企業は10%の金利で資金の貸付を受けることになります。

企業が10%などの高金利でも資金を借りたい理由は、融資資金の使途にあります。

例えば不動産事業者が融資を希望している場合「短期間で不動産を取得して売却することで利益を得る」といった事業計画(返済計画)があるので高い返済金利でも融資を受けるメリットがあるのです。

※一般的に投資家の分配金利回りが6.0%~10.0%であれば融資を受ける企業の返済金利は9.0%~15.0%と言われています。

企業が銀行融資ではなくソーシャルレンディングを活用する理由

投資家が受け取れる高い分配金の原資は融資を受ける企業の返済金利であると上述しましたが、なぜ企業は金利の低い銀行融資ではなくソーシャルレンディングを利用するのか気になる方も多いと思います。

企業がソーシャルレンディングを利用する主な理由

・銀行融資を受けられなかった

・銀行融資だけでは資金が足りなかった

銀行融資を受けられなかった場合に考えられる主な要因

・設立(創業)からの経過年数が浅い企業

・少額の融資を希望していた

・短期間の借入(融資)を希望していた

・経営が赤字(特に前期や前々期などの直近)

銀行融資は数年単位での比較的長期の融資を行っている傾向があります。一方でソーシャルレンディングを利用したい企業の資金需要は比較的短期間で、かつ少額である場合が多いので銀行融資よりもソーシャルレンディングが適しているケースがあります。

前期や前々期が赤字だったことで銀行融資を受けることができなかった企業でも、融資金の返済計画(融資資金にかかる事業計画)に問題がなければ予定通りの分配金を受け取れますので、経営に赤字があるからといってソーシャルレンディングを通した融資が危険ということにはなりません。(※ただし、赤字企業よりも黒字経営の企業が望ましいです)

ソーシャルレンディング投資の判断基準

ソーシャルレンディングは元本が保証された投資ではありませんし、融資を受けた企業の事業計画未達やソーシャルレンディング事業者の破綻等、高い分配金を得られる反面、そこには一定のリスクが存在します。

そのためソーシャルレンディングで投資をするにあたっては、単に案件の利回りだけでなくソーシャルレンディング事業者の融資対象企業への厳格な審査体制投資家保護の仕組み(担保や債務保証)など安全性を高める取り組みがあるかどうかも重要になります。

加えて投資期間は数年などの長期よりも1年以内などの短期運用で終了するタイプが、よりリスクをおさえることにつながりますので、投資判断の一つの基準にされると良いかもしれません。

投資家保護の仕組みがある事業者

投資家保護の仕組みとして大部分の案件に不動産担保を設定している【レンデックス】と日本保証による債務保証の仕組みを取りいれている【サムライファンド】の概要を説明します。

レンデックス【LENDEX】

レンデックスは1年以内の短期案件(6カ月や12カ月)を中心に、2万円から投資することができるソーシャルレンディングです。

案件は主に不動産事業者への融資(貸付)を対象にしており、その大部分に不動産担保が設定されています。

担保設定にあたってはレンデックスの担保価値評価額に加えて第三者である「東急リバブル(東証一部上場企業のグループ会社)」の担保査定を併用することで投資家に対して担保価値の信頼性を高める取り組みをしています。

さらに、企業への貸付は①レンデックスの担保評価額②東急リバブルの担保評価額のうち、いずれか低い価格の80%までを融資限度額に設定していますので、投資家は担保価値評価額が20%下落しない限り元本割れしない仕組みになっています。

分配金の利回りは不動産担保付き案件8%程度不動産担保の設定がない場合(そのかわり保証人あり)で10%程度と他のソーシャルレンディング事業者と比較しても高利回りとなっています。

2020年7月現在までの融資(貸付)において投資家への分配金支払いに遅延も発生していません。

レンデックス【公式サイト】

レンデックスについて詳しく解説している記事です。ぜひご参照ください。

サムライファンド【SAMURAI FUND】

SAMURAI FUND不動産事業や貸金業への融資案件を対象1万円から投資できるソーシャルレンディングです。

ジャスダック上場企業「SAMURAI & J PARTNERS」の子会社であるサムライファンドはソーシャルレンディング事業者に必須の登録要件のうち、より審査基準が厳しい「第一種金融商品取引業」の登録を受けていますので資産要件等においても一定の信頼性がおける事業者です。

投資案件のほとんどに保証事業大手の「株式会社日本保証」による債務保証がついていますので投資家保護の仕組みもあります。(これまでの運用ファンドに元本割れなし)

分配金の利回りは5%~7%程度の案件が多く、運用期間は大部分が6カ月~12カ月の短期案件なのではじめやすいソーシャルレンディングの一つだと思います。

SAMURAI FUND【公式サイト】

サムライファンドについて詳しく解説している記事です。ぜひご参照ください。

hana
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投資をするうえで「利回り」はもちろん大事ですが、事業者の投資家保護の仕組みなどの経営体制も重要ですので、ソーシャルレンディング投資の参考にしてくださいますと幸いです!