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自賠責保険と任意加入自動車保険の特徴と仕組み【FP】

自賠責保険と任意加入自動車保険の特徴と仕組み【FP】
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こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

今回のFP2級、3級試験講座は自動車保険について説明いたします。

自賠責保険と任意加入の自動車保険では補償対象が違いますので各保険商品の目的や特徴をしっかり押さえながら学習していきましょう。

自動車保険とは

自動車保険とは、自動車の運転等を原因とする人やモノへの損害を補償する保険です。

法律上加入義務がある自賠責保険と任意加入の自動車保険があります。

自動車保険の種類画像参照:自動車保険の種類(保険の窓口インズウェブ)

自賠責保険

原動機付自転車(原付)を含むバイク、自動車は自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)に加入しなければなりません。

保険の対象は自動車の保有者、運転者が運転により他人の生命、身体に傷害を与えた場合です。

hana
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「他人の生命、身体」が対象ですので、自分のケガや他人のモノは対象外です。

他人の生命、身体に損害を与えた場合に支払われる保険金限度額は、死亡事故の場合は被害者1人につき最高3,000万円、ケガをさせたなどの傷害事故の場合は被害者1人につき120万円となっています。

なお、傷害事故により被害者に障害が残った場合は被害者1人につき75万円から4,000万円が自賠責保険から支払われます。

hana
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4,000万円が支給されるのは、常時介護が必要な後遺症が残った場合です。

自賠責保険に加入していないと、法律等により処罰されます。自賠責保険に加入していないと、車検を受けられません。
引用:自賠責保険(三井住友海上)

任意加入の自動車保険

損害保険会社が取扱う自動車保険に任意で加入する目的は、自分のケガや他人のモノへの損害等、自賠責保険では補償されない部分を補うためです。

万が一自動車で事故を起こしてしまった時、被害者側から請求される補償額は、強制加入している自賠責保険料だけでは足りない場合がほとんどです。
引用:車の任意保険には入った方がいい?(カーネクスト)

保険会社により、取扱いの種類や内容に違いがありますので、ファイナンシャルプランナー試験対策に重要なものを記載します。

対人賠償保険

対人賠償保険とは、運転中の事故により、他人を死亡、またはケガを負わせて賠償責任が生じた場合、自賠責保険で支払われる金額を超える部分が支払われる保険です。

保険金額は「無制限」がおすすめです。
引用:対人賠償 (ソニー損保)

対物賠償保険

対物賠償保険とは、自賠責保険では補償されない自動車事故による他人のモノ(財産等)に損害を与え賠償責任が生じた場合に保険金が支払われる商品です。

保険金額は「無制限」がおすすめです。
引用:対物賠償 (ソニー損保)

自損事故(単独事故)保険

自損事故とは、運転中の不注意などが原因で、電柱やガードレールに衝突した場合などの損害を補償する保険です。

車両保険

車両保険とは、自動車同士の接触、物の落下火災台風洪水による自動車の損害、落書き盗難などが原因で自動車に損害が発生した場合の補償をする保険です。

hana
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地震、噴火、津波を原因とする自動車の損害を補償するには特約が必要です。

無保険車傷害保険

無保険車傷害保険とは、自動車保険に未加入など賠償能力が不十分な自動車に追突等されたことで、死亡または後遺障害を負った場合に補償される保険です。

人身傷害補償保険

人身傷害補償保険とは、自動車事故でケガ等を負ったさい、自分の過失割合に関係なく損害額の補償を受けられる保険です。

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自損事故も対象となり、相手側との示談を待たずに保険会社から保険金を受け取ることができます。

搭乗者傷害保険

搭乗者傷害保険とは、自動車の搭乗者(一緒に乗っている人)が、その自動車の事故により、死亡または後遺障害を負った場合に補償される保険です。

さいごに

今回は、ファイナンシャルプランナー2級、3級の試験科目から自賠責保険、任意加入自動車保険について試験で問われやすい箇所を中心にお伝えしました。

自動車保険には、上記以外にもリスク細分型保険といって、運転者の年齢、運転歴、車の使用目的などを根拠に保険料を設定するもの等もあります。

また、損害保険会社によって自動車保険の名称や補償内容が少し異なる場合がありますが、FP2級、FP3級資格試験では基本的な内容を問う問題が多いので、今回解説した内容を理解しておけば大丈夫でしょう。

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自動車保険以外の損害保険(火災保険、地震保険、傷害保険)については、以下の記事で解説しています。