投資型クラウドファンディングの仕組みをわかりやすく解説!

投資

こんにちは。

ファイナンシャルプランナー(1級FP技能士)のhanaです。

インターネットを介して多くの人に資金を募る仕組みのクラウドファンディング。

日本では2011年の東日本大震災がきっかけとなり、広く知られるようになりました。

現在(2020年8月)のクラウドファンディングを大きく分類すると3タイプ。

購入型:支援者は支援した金額に応じて商品やサービスといった金銭以外のリターンを受けることができる

寄付型:社会貢献や善意による寄付のためモノや金銭といったリターンはない

投資型(金融型):投資家はクラウドファンディングを運営する事業者を通じて資金を貸し付けたり、株式を購入したりすることで、分配金や配当金、値上がり益等のリターンを受けとることが可能

今回は投資型クラウドファンディングの「株式投資型」「不動産投資型」「融資型(ソーシャルレンディング)」の3種類について、それぞれの仕組みや特徴をわかりやすく解説します。

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あわせて、それぞれの投資型クラウドファンディングのメリット・デメリットを記載した詳細記事や事業者選びの参考になる記事も掲載していますので、ぜひご参照ください!

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投資型クラウドファンディングとは

投資型クラウドファンディングとは資金を必要としている企業や経営基盤を強化したい企業などにクラウドファンディングというプラットフォームを通じて、投資家が資金を貸付たり出資したりできる仕組みです。

貸付(融資)や出資(株式や新株予約権の取得)はクラウドファンディングの場を提供している事業者を通じて行います。

投資対象にはAIやIOT、ロボット関連などのベンチャー企業や、事業計画にかかる資金を必要としている企業、クラウドファンディング事業者独自の担保設定(投資家を守る仕組み)が施されているファンドなど様々な対象があります。

プラットフォームや案件によって異なりますが、1万円程度から投資できるものが多いので比較的少額の資金からベンチャー企業等を応援することが可能です。

投資家はその見返りとして分配金や株式のリターンを受け取ることができ、分配金には5%や10%などの(預金や投資信託、株式の配当金などと比べて)高い利回りが設定されているものも多く、投資対象が株式であれば将来のIPO(新規株式公開)やM&Aなどによる大きなリターンが期待できることから投資型クラウドファンディングの市場規模は拡大傾向にあります。

高い分配金利回りや将来のリターンは魅力的といえますが、一方で投資リスクもあります。

投資先のベンチャー企業に独自性や革新性、また社会的意義がある場合であっても今後どう発展していくのか、成長していくのかは未知数ですし、資金調達を目的にクラウドファンディングに応募している企業は、設立から日が浅い等の理由で銀行融資を受けられなかった企業である場合もあるので、上場企業と比べると信用力の面でリスクが高い投資といえます。

そのため、投資型クラウドファンディングには1万円程度からインターネット上で手軽に、といった「はじめやすさ」がありますが、投資をする前に各案件のプラス面だけでなく、投資先企業の信頼性やこれまでのファンド実績、デフォルト率など、募集要項できちんと確認して慎重に判断する必要があります。

株式投資型の特徴

投資型クラウドファンディングの「株式投資型」は非上場企業に出資することによって、その企業の株式(未公開株)から発生する将来のリターンを狙う投資方法です。

リターンには将来のIPO(新規株式公開)M&Aなどのバイアウトにより発生する利益、投資先企業が実施している場合は配当金株主優待といったリターンもあります。

大きなリターンを狙える反面、非上場企業は一般的に上場企業と比べて倒産リスクが高く、また証券取引所のような売買の場もありませんので流動性(換金性)が低くなります。

投資額は事業者によって異なりますが、例えば日本初の株式投資型クラウドファンディングを提供しているFUNDINNO(ファンディーノ)では10万円程度から投資することが可能です。(1株が10万円ということではなく、例えば2万円の株式を5株で1口などの形式)

投資先企業にはAIやIOT、マーケティングやロボット関連といった将来有望と考えられるベンチャー企業が多く、案件によっては2分を切るスピードで目標募集額を達成するなど投資家からの人気も高いのですが、取得した株式は売却する場所が少ないことから長期間資金が拘束される可能性があります。そのため「余裕資金」で投資することが望ましいです。

こちら↓は「株式投資型クラウドファンディング」の仕組みを詳しく解説している記事です。

不動産投資型の特徴

投資型クラウドファンディングの「不動産投資型」はマンションやアパート、オフィスビルやホテルなどの不動産から発生する賃貸料収入や売却収入を配当金として受け取ることができる仕組みの投資手法です。

投資家は直接不動産に投資するのではなく不動産投資型クラウドファンディング事業者が組成したファンドを通して不動産に出資することになります。

現物不動産に投資する場合は、通常数千万単位の資金が必要になりますが、不動産投資型クラウドファンディングでは1万円程度から投資可能です。

少額資金からマンションやオフィスビルなどの様々な不動産に投資できる反面、利回りは現物不動産投資と比べて低くなる傾向があり、年利約3.0%~6.0%程度のファンドが多くなっています。

不動産投資型クラウドファンディングではクラウドファンディング事業者が不動産物件の管理運営をするので投資家は賃貸経営の手間がかからず、さらに不動産ファンドに損失が発生した場合でも一定割合までは損をしない仕組み(優先劣後の出資規定)がありますので、不動産投資の知識が少ない場合や少額資金で不動産投資をはじめたい場合などに向いている投資対象と言えます。

こちら↓は「不動産投資型クラウドファンディング」の仕組みを詳しく解説している記事です。

融資(貸付)型の特徴

投資型クラウドファンディングの「融資(貸付)型」はソーシャルレンディングとも呼ばれており2020年8月現在における取扱い高は「株式投資型」「不動産投資型」よりも大きくなっています。

その要因の一つが比較的高い利回り(年5%~10%以上など)の分配金を毎月受け取れる点にあります。

融資(貸付)型の分配金が高い理由はソーシャルレンディングの仕組みにあります。

ソーシャルレンディングの仕組み

①資金調達を希望する企業に投資家がファンドを通じて出資

②その出資金をクラウドファンディング事業者が企業に融資

③企業は元本+利息をクラウドファンディング事業者に返済

④クラウドファンディング事業者から投資家へ元本と分配金(利息部分)が支払われる

※③の利息部分が高く設定されているので投資家は比較的高い分配金を受け取ることができます

融資(貸付)型は1万円程度から投資できる案件が多く、さらに分配金が毎月支払われることで再投資による複利の効果も得やすいことから資産運用向きとして投資家に人気があります。

一方で、利回りはあくまでも期待できる利回りですので保証されているわけではありません。融資を受けた企業が返済を滞らせた場合など、投資した資金が元本割れしてしまう可能性もあります。

また、ファンドの運用期間中は原則として途中解約はできませんので一定期間資金が拘束される点にも注意が必要です。

こちら↓は「ソーシャルレンディング」の仕組みを詳しく解説している記事です。

投資型クラウドファンディングの始め方

投資型クラウドファンディングの始め方は下記の手順です。

①「株式投資型」「不動産投資型」「融資(貸付)型」から投資したいクラウドファンディング事業者を選択する

②口座開設(投資家登録)

※登録はWEB上で完了する事業者が多いですが、そのさい本人確認できる証明書(免許証など)のアップロードが必要です。(スマホ撮影などでOK)

③投資家登録の審査を通過したら案件を選んで投資できます

※審査期間は事業者によって異なりますが、おおむね1週間程度かかります

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上記手順のうち「どの事業者を選べばいいのか」は初めて投資型クラウドファンディングをされる場合、判断が難しいと思います。過去には行政処分を受けた事業者や登録取り消しを受けた事業者もいますので、なおさら慎重に選択する必要があります。

下記、投資型クラウドファンディングを検討するうえでおすすめの記事です。ぜひご参照ください。